内容説明
大臣として権勢を誇った蘇我氏―推古天皇が蘇我氏に擬えた「日向の駒」、蘇我馬子が推古天皇に割譲を求めた「葛城の県」、蘇我氏が仏教を受容した本当の理由、物部氏との抗争と石上神宮の祭祀との関連などの問題について、これまで注目されなかった視点から解明し、新たな蘇我氏像を提示する。
目次
第1章 大臣蘇我氏の前史―五世紀の蘇我氏
第2章 蘇我氏と仏教と天皇と神祇祭祀
第3章 蘇我氏と物部氏と石上神宮
第4章 蘇我氏と葛城県―その成立と伝領、忍海評設定と関わって
第5章 蘇我氏と馬匹文化―日向の駒・呉の真刀と廏戸皇子
第6章 河内磯長谷の王陵と蘇我氏
著者等紹介
平林章仁[ヒラバヤシアキヒト]
1948年奈良県に生まれる。1971年龍谷大学文学部史学科卒業。2002年博士(文学)(皇學館大学)。現在、龍谷大学文学部歴史学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
-
- 電子書籍
- ジャパンタイムズ社説集 2018年下半期
-
- 洋書
- I, Robot