内容説明
近代都市を水面下で支えてきた都市社会集団。本書では、明治初年から昭和戦後期までを対象とし、都市の地縁集団と職縁集団が、近代国家・社会のもとで、どのような変容を遂げていったのかを、多様な史料を渉猟して丹念に跡づける。
目次
第1部 地縁集団論1(個別町を中心に)(明治期地方都市における個別町の再編―川越を事例として;明治末期~大正初期の町総代会;昭和期における都市地縁集団の再編と単位町内会)
第2部 地縁集団論2(連合町を中心に)(明治期東京市における町組織形成と氏子集団;明治期大阪市における町組織形成と氏子集団;昭和期における都市地縁集団の再編と町内会連合会)
第3部 職縁集団論(明治期大都市における同業組合の形成―薬業組合を事例として;明治後期~大正初期の実業組合連合会;昭和期における職縁集団の再編と商業組合)
近代日本の都市社会集団
著者等紹介
伊藤久志[イトウヒサシ]
1978年神奈川県生まれ。2015年國學院大學大学院文学研究科博士課程後期修了。現在、横須賀市総務部総務課市史編さん係非常勤職員、國學院大學兼任講師。博士(歴史学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- 上州風 〈vol.18〉