内容説明
明治以降の近代化遺産や近代遺跡は、現代に直接つながる重要度の高いものであるにもかかわらず、その重要度に見合った扱いを受けていないことが少なくない。群馬県の戦争遺跡の調査・研究を中心に、近代化遺産や近代遺跡の発掘調査、保存のあり方について、地域史研究の発展と絡めて見つめ直す。
目次
序章 近代日本の戦争遺跡研究のために
第1章 陸軍岩鼻火薬製造所の研究
第2章 陸軍前橋飛行場の研究
第3章 群馬県内の戦争遺跡群研究
第4章 空襲研究―群馬県下空襲の実像を追って
終章 近代日本の戦争遺跡調査における諸問題
著者等紹介
菊池実[キクチミノル]
1954年12月、群馬県生まれ。國學院大學大学院文学研究科博士課程前期日本史学(考古学)専攻修了。2013年、博士(史学、明治大学)。2007年、藤森栄一賞受賞。2015年1月まで公益財団法人群馬県埋蔵文化財調査事業団に勤務。その後、中国黒龍江省にあるハルビン師範大学に勤務。群馬県立女子大学リサーチフェロー、NIPPON語学院・NIPPON実学院非常勤講師、新潟大学非常勤講師。文化財保存全国協議会常任委員、戦争遺跡保存全国ネットワーク運営委員、空襲・戦災を記録する会全国連絡会議全国幹事、ぐんま教育文化フォーラム共同研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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