出版社内容情報
日本古代史における皇太子制度の実態と変遷を、各時期ごとに検討する。これまでの記紀の事例の類型化をもとにした研究史を批判的に総括し、個々の事例を精査したうえで、古代史における皇太子制度の歴史的意義を考察する。
内容説明
ヤマトタケルの命・聖徳太子・中大兄皇子・首皇子・阿倍内親王まで太子(ヒツギノミコ)・大兄の制・立太子について、研究史と史料批判を中心に検討し、その歴史的意義を考察する。
目次
第1部 太子(ヒツギノミコ)(ヒツギノミコ研究序説;景行記の三太子伝承について―ヤマトタケルの命を中心に)
第2部 大兄の制(大兄の制に関する基礎的考察;大兄の制の一考察―とくに古代皇位継承と連関して ほか)
第3部 立太子研究(古代皇太子制度の一研究―厩戸皇子との連関で;葛城皇子の皇太子について―皇祖大兄家の成立をめぐって ほか)
補論(『懐風藻』にみえる皇太子学士について;藤原武智麻呂の東宮傳について)
著者等紹介
本間満[ホンマミツル]
1952年神奈川県に生まれる。1982年日本大学大学院文学研究科日本史学専攻博士課程中退。現在、昭和薬科大学附属高校教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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