内容説明
小野妹子の小野氏、山上憶良の山上氏等、多くの氏族を包含していたワニ氏。血縁によらない擬制的な同族集団であったワニ氏の成立から発展、そしてワニ氏内の有力氏族の変遷について、数多の史料を精査し、丁寧にかつ大旦に跡づける。
目次
序 ワニ氏研究の現状とその問題点
第1章 ワニ氏のウジの構造とその特質
第2章 大和東北部のワニ系諸氏とその歴史的展開
第3章 山背・近江とその他の諸国のワニ系諸氏
第4章 ヒコイマス王・ウジノワキイラツコの系譜・伝承と継体朝の成立
総括・ワニ氏同族団組織の成立
著者等紹介
加藤謙吉[カトウケンキチ]
1948年三重県に生まれる。1976年早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。2001年博士(文学)(早稲田大学)。現在、成城大学・中央大学兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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