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内容説明
支倉使節団がローマ教皇に請願した内容とは何か。支倉常長「慶長遣欧使節」の実像を探るため、メキシコ・スペイン・イタリアなど関係国が所蔵する原文書を博捜した訳者の半世紀にわたる学業を集大成した研究史料集の第2巻。古典ラテン語・古典スペイン語など極めて難解な海外原文書を解読することではじめて浮びあがる伊達政宗による使節派遣の目的を明らかにする。
目次
第1章 スペイン国立シマンカス総文書館(Archivo General de Simancas)およびインディアス総文書館(Archivo General de Indias)所蔵「慶長遣欧使節」関係スペイン語原文書の翻刻・邦訳および解説
第2章 1628年初期にマドリードで印刷され、普及されたフライ・ルイス・ソテロ師のローマ教皇宛ラテン語書簡に関する異端審問委員会長官ドン・イバン・セビコス博士の覚書
第3章 ヴァティカン機密文書館(Archivio Segreto Vaticano)およびジェノヴァ国立文書館(Archivio Di Stato Di Genova)所蔵文書
第4章 慶長遣欧使節の随行員でヌエバ・エスパニア(メキシコ)に残留した伊達藩士ルイス・デ・エンシオ福地蔵人に関する文書(2)