内容説明
“もの”研究に基盤を置いてきた民俗研究者と“物”研究に力点を置いてきた考古学者が、意識的に“モノ”研究を志向してまとめた注目の論集!“モノ”研究から新たな日本文化論の構築を試みる。
目次
1 民具学の視点と方法(民具学の誕生とモース;「道具」観をめぐって ほか)
2 有形と無形の民具学(ハレの食器と共有膳椀;馬頭観音信仰の変遷―馬の供養をめぐって ほか)
3 技術伝承と民具学(ヒエの加熱処理技法とその用具;サキオリという技法 ほか)
4 比較民具学への展望(東アジアの人力犂について;アムール川の川舟―山丹船とドブネ型刳船 ほか)
著者等紹介
印南敏秀[インナミトシヒデ]
愛知大学経済学部教授
神野善治[カミノヨシハル]
武蔵野美術大学造形学部教授
佐野賢治[サノケンジ]
神奈川大学歴史民俗資料学研究科教授
中村ひろ子[ナカムラヒロコ]
東京家政学院大学講師
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