内容説明
土師器は軟質で保水性には難があるが、反面耐熱性に優れていた。一方、須恵器は硬質で保水性に富む性格は従来の土器にはみられなかった特徴であり短期間に広く普及していった。「季刊考古学」の2冊を復刻・合体したもの。
目次
第1部 土器からよむ古墳社会(土師器と須恵器;古墳時代の土器の変遷;土器の生産と流通)
第2部 須恵器の編年とその時代(須恵器の編年;須恵器の系譜と編年;須恵器の時代と様相;生産地の様相と編年;消費地の様相と編年;自然科学と須恵器)
著者等紹介
中村浩[ナカムラヒロシ]
大谷女子大学文学部教授
望月幹夫[モチズキミキオ]
東京国立博物館考古課課長
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