出版社内容情報
平安時代より一千年にわたる経〓造営の概念,変遷を問い直す総合研究書。2200遺跡を集大成。 目次 初期経〓とその周辺(経〓の研究史/「経〓」の概念【ほか】)古代の埋経の経〓 中世の納経の経〓 近世の一石経の経〓 経〓研究の基礎資料
内容説明
道長による埋経以来1000年にわたり築造されてきた経塚。起源を始め、古代・中世・近世各期の経塚の変遷と性格、史料の乏しかった六十六部聖の経筒奉納についてその解明を試みる。文部省刊行助成金出版。考古学研究者、図書館、日本史研究者、仏教関係者、寺院に必備の書。
目次
第1部 初期経塚とその周辺(経塚の研究史;「経塚」の概念;初期の埋経)
第2部 古代の「埋経の経塚」(埋経の遺跡;埋経の遺物;福島県の三経塚;熊野三山の経塚)
第3部 中世の「納経の経塚」(奉納経筒の発見地;経筒にみる16世紀の六十六部聖;外容器と副納品にみる六十六部聖;六十六部聖の回国巡拝と経塚)
第4部 近世の「一石経の経塚」(一石経経塚の発見地;一石経経塚の遺跡;一石経と経碑;一石経の経塚)
第5部 経塚研究の基礎資料