出版社内容情報
飢饉に関する歴史的に貴重な記録を掘り起し，隠された事実を明らかにすると共に将来への対策を提唱。 目次 日本人の飢饉 近世三大飢饉の惨状 飢饉と戦った先人の緊急対策 「飢饉秘録」にみる非情な人間性 戦争と飢饉と売春と
内容説明
冷害・水害・旱魃（かんばつ）など自然はときに人智を超える災害をもたらす。飢饉もその一つである。本書は飢饉のもつ天災・地災・人災の実態を歴史り中から掘り起し、人と自然の対立の様相を克明に描く、それらの課題を今日に投げかける。悲惨と恐慌の歴史。
目次
第１章 日本の飢饉
第２章 近世三大飢饉の惨状
第３章 飢饉と戦った先人の緊急対策
第４章 “飢饉秘録”にみる非情な人間性
第５章 戦争と飢饉と売春と
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
お萩
4
章ごとの纏め方がわかりやすく、かつ詳しい事例も読みやすく収録されている。「歴代飢饉の本質と分析」表にするとかなり分かりやすい。惨状についての章はあまりに印象的すぎて、これを最初に読まなくてよかったなとも思う。これから読んでいたら飢饉イメージが固まりすぎてしまいそう。特に浅間山の噴火、夢に出てきそうなくらい怖かった...。2016/02/21
