出版社内容情報
社会状況の多様化の中で,地域に根ざした新しい地方史研究の理念,あり方,方法など具体的に考察。 目次 地方史研究の視点と方法(地方を考える視点 ムラの宗教史【ほか】) 自治体史編纂をめぐって 史料の保存・整理と利用 地方史研究と歴史教育・地域社会
内容説明
さまざまな社会状況の変化や意識の多様化は,これまでの地方史研究のあり方を検討する時期に来ている。そうした状況をふまえ、地域に即した研究方法や理念などをどう進めるかについての新たな視点と方法を具体的に考えていく。
目次
地方史研究の視点と方法(地方を考える視点―中央と地方のあいだ;古代における地域と開発―三ッ寺1遺跡の性格をめぐって;近世初頭、江戸周辺の代官支配について―小泉代官を事例として ほか)
自治体史編纂をめぐって(市町村史の理想;地方史誌編纂と編纂体制;市史づくりの問題点―地方史研究の諸潮流の成果と欠陥を考えながら)
史料の保存・整理と利用(近世地方史料の整理論の動向について―所蔵目録作成の立場から;近世・近代史料所在情報の収集・整備に向けて;記録管理と史料保存―大学の文書館)
地方史研究と歴史教育・地域社会(地方史と歴史教育をめぐって;地域史研究のあり方と歴史教育の課題―日本近現代史研究における在日朝鮮人問題を例にして;地方史研究者をとりまく研究条件 ほか)



