出版社内容情報
清酒が登場した近世以降の日本酒の伝統と技術の推移を,灘酒造業を中心に経済史的・文化史的に追求。 目次 近世酒造業発展前史 近世酒造業の技術的基礎 酒造株制度と酒造統制 江戸積酒造業の展開と下り酒銘醸の形成 灘酒造業の発展過程【ほか】
内容説明
日本酒を代表する清酒の歴史は、せいぜい16世紀後半このかたのことであって、それ以前は口嚼酒(くちがみの酒)から濁酒への長い歴史があった。…本書はこの近世酒造業の発展に視点を据える。
目次
第1章 近世酒造業発展前史
第2章 近世酒造業の技術的基礎
第3章 酒造株制度と酒造統制
第4章 江戸積酒造業の展開と下り酒銘醸地の形成
第5章 灘3郷の台頭と江戸積摂泉12郷の形成
第6章 灘酒造業の発展過程
第7章 酒造技術と酒造マニュファクチュア
第8章 酒造働人と酒造習俗
第9章 酒造経営と経営収支
第10章 海上輸送と樽廻船
第11章 販売機構と下り酒問屋
第12章 幕藩体制の動揺と灘酒造業の停滞
第13章 明治前期酒造業の展開と酒屋会議