内容説明
人間に音楽は必要か?彼は答えを求めて世界じゅうをかけめぐった。10歳から読めるクラシック音楽入門書。音楽が試聴できるQRコード付き!
目次
第1章 南インドの音楽学校で
第2章 北インドの音楽学校で
第3章 新しい風
第4章 うぐいすの声
第5章 命がけのフィールドワーク
第6章 民族音楽ブームがやってきた!
第7章 止まらない挑戦
第8章 奇跡の島、バリ島
第9章 シルクロードの旅
第10章 次の旅は?
著者等紹介
ひのまどか[ヒノマドカ]
音楽作家。東京生まれ。東京藝術大学器楽科(ヴァイオリン専攻)卒業。東京ゾリステン他でヴァイオリニストとして活躍。東京藝術大学、故小泉文夫教授の下で民族音楽を研究。その後、作曲家の伝記や小説、音楽解説などの執筆活動に入る。「作曲家の物語シリーズ」(リブリオ出版・児童福祉文化賞を2度受賞)は全20巻中、19巻を手がけた。主な著書に『戦火のシンフォニー』(新潮社・第25回新日鐵住金音楽賞特別賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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やま
10
ガムラン演奏家の友人からの推薦本。書きっぷりは小中学生向けだが、同じ著者のバッハやバルトークに並んで小泉文夫というのがすごい。彼がどれくらいの偉業をなしたかよくわかる。加えて本のQRコードから世界各地の民族楽器のyoutubeを視聴できるのがお勧め。◇以前ワールドミュージックとか世界の民族音楽といった番組がNHKFMであった。東欧の歌やセネガルの太鼓やトルコの歌などを楽しんでいたのだが、番組が無くなったのでこのyoutubeは有難い。◇小泉文夫、56歳ですい臓がんで亡くなってしまったのが本当に惜しまれる。2022/05/18
ナポリノロク
3
子供用の作曲家伝記シリーズに、突然異色な感じで追加された小泉文夫(民族音楽学者)さんの伝記。高校の図書館にあったこの人の本15冊くらいを読破した身なので、つい気になって読んでしまいました。50代で亡くなられてしまったのは本当に残念ですが、この人がいたお陰で日本のリスナーの耳が肥えたところがある気はしますね。おもしろかった。2022/06/25
月華
2
図書館 児童書新刊コーナー。ふりがながふってあるので、児童書なんだと思いました。 新聞で見て借りてみました。2022/08/15
あと
1
いつも微笑んでいるところにすべてが表れている。自分を捧げられる物が欲しい。人の寿命は分からない。2024/03/21
ジュリ
1
過酷な環境にフィールドワークに出かけることが多かったようだけれど、それができたのは、民族音楽を知りたいという強い情熱があったからだと思う。2023/07/06