フルートの響きを豊かにする52の質問―ペーター=ルーカス・グラーフ舞台裏の哲学

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  • サイズ A5判/ページ数 152p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784636977028
  • NDC分類 763.72
  • Cコード C0073

内容説明

世界的フルート奏者が語るフルート、音楽、そして人生。長年にわたる演奏経験から生み出した技術、練習法、そして哲学を惜しみなく公開。フルートの巨匠による一段上の演奏をするための珠玉のヒント集。

目次

第1章 フルート上達のために(フルートにレパートリーが少ないのはなぜか?;編曲作品について;はじめての曲では、どのように音楽を作っていくか? ほか)
第2章 音楽をつくる(コンサートとコンクールの違いは?;感動的なコンサートはどのようにして起こるのか?;録音が演奏に及ぼす影響 ほか)
第3章 将来の演奏者に伝えたいこと(音楽以外の芸術を深めることの意味;自分の演奏を客観的に判断するには?;ジョプリンのラグタイムとピアソラのタンゴ ほか)

著者等紹介

グラーフ,ペーター=ルーカス[グラーフ,ペータールーカス] [Graf,Peter‐Lukas]
1929年1月5日、スイス・チューリッヒ生まれ。チューリッヒ音楽院でアンドレ・ジョネに、パリ音楽院でマルセル・モイーズとロジェ・コルテに師事。そのキャリアはミュンヘン国際音楽コンクールで優勝したことから始まり、24歳の時にはイベールのフルート協奏曲をレコーディングして非常に注目を浴びた。ヴィンタートゥーア市立管弦楽団及びスイス祝祭弦楽団の首席フルート奏者を歴任しながら、徐々にソリストとして、また室内楽奏者として世界的に活躍

齋藤寛[サイトウカン]
フルーティスト。東京藝術大学卒業。第4回日本クラシック音楽コンクール、特別賞受賞。第51回日本学生音楽コンクール東京大会、奨励賞受賞。2011‐2014年ザルツブルグモーツァルテウム音楽院にてマスタークラス受講。これまでにフルートを斎藤幸恵、植村泰一、中川昌三、P.L.グラーフの各氏に師事。京都フランスアカデミーおよびパリにて室内楽をクリスチャン・イヴァルディ氏に師事

田原さえ[タハラサエ]
ピアニスト。仙台市出身。武蔵野音楽大学・同大学院を経て、1990年ザルツブルグ・モーツァルテウム音楽大学修了、オーストリア政府芸術修士を取得。東京と仙台とでリサイタルを開催(15回)。また、国際的にも活躍し、2008年6月にはプラハ放送交響楽団との協演も行った。公開レッスンなどでの通訳も数多くこなしている。平成29年度宮城県芸術選奨受賞。東京と仙台を中心にさまざまな音楽活動を展開している。2010年12月に初のソロCD『それは、懐かしい時の始まり』をリリース

笠井潔[カサイキヨシ]
1947年生まれ。比田井洵、奥好寛、吉田雅夫の諸先生にフルートを師事。1970年東京大学理学部数学科卒業後、スイス、チューリヒ音楽院に留学し、アンドレ・ジョネ教授に1975年まで師事。同年卒業と同時にバーゼル交響楽団にソロフルーティストとして入団し、2009年定年退職。1987年‐92年カールスルーエ音楽大学講師、1999年‐2012年バーゼル音楽大学フルート科教授。2002年、上皇后バーゼル訪問の折にフルートと尺八のための“秋の風”を歓迎式典で演奏(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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