内容説明
吉田拓郎、中島みゆき、長渕剛、徳永英明等を手掛けた音楽プロデューサーが語るヒットの秘密。スペシャル・レジェンド4対談・萩田光雄/松任谷正隆/山下達郎/亀田誠治。音楽活動50年、2,800曲を超える作品リスト掲載。
目次
序章 瀬尾一三とは何者か
第1章 プロデューサー瀬尾一三ができるまで(生い立ち~上京;20代の挑戦;斉藤哲夫、吉田拓郎との冒険 ほか)
第2章 プロデューサー宣言(フォークからニューミュージックの時代へ;長渕剛とのプロジェクト;CHAGE and ASKA、徳永英明 ほか)
第3章 中島みゆきとの30年(中島みゆきとの出逢い;サウンドづくりとアメリカレコーディング;中島みゆきのレコーディング手順 ほか)
終章 神様との契約
著者等紹介
瀬尾一三[セオイチゾウ]
1947年9月30日生まれ。兵庫県出身。音楽プロデューサー、編曲家、作曲家。1969年フォークグループ「愚」として活動。1973年ソロシンガーとしてアルバム『貘』をリリース。その後、日本のポップス、ロックシーンの黎明期から現在まで100を超えるアーティストたちの作品のアレンジ(編曲)やプロデュースを手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山田太郎
35
大村雅朗、船山基紀、萩田 光雄ときて瀬尾一三で全員読んだ。どの人も仕事量がハンパなくすごいなと。ある程度やっぱり数こなせないとだめだよなと思った。中島みゆきとちゃんと付き合えるのはすごいんだろうなと。後藤次利は逃げたのではないかと思った。あとは、後藤次利か井上鑑が読みたいなと。2020/11/20
kuma
17
長渕剛、中島みゆきのアレンジャー 音楽への情熱に感動2021/01/13
華形 満
12
今では瀬尾一三=中島みゆきのプロデューサー・アレンジャーと条件反射の様に結び付くが、実は多方面のアーティストとの関わりもあまりに多い。真のプロフェッショナルとはこういう人を指すのだろうと痛感する。「ものづくりにはその瞬間でなければ生まれないことがいっぱいある。だから予想外のところで化学反応が起きる」かつてはそういう経験が多かったと振り返るところが実に深い!後半の対談相手が松任谷正隆、山下達郎、亀田誠治、萩田光雄と正に現代J-POPの大御所ばかり。必読そして保存版だ。2020/06/28
海(カイ)
8
私が剛とみゆきさんが好きなのは、この人がいたからなのかもしれない。2023/02/02
manabukimoto
6
中島みゆきのアレンジャーとして知られている瀬尾さんの半生記。 兵庫県生まれ、関大卒。心斎橋のヤマハの洋楽レコード売り場でバイトしていた青年が、上京し、吉田拓郎や荒井由美、松任谷正隆らに巡り合い、頭角をあらわす。 0から1を生み出すのがアーティストだとしたら、1を10にするのがアレンジャーの仕事だと言う。 中島みゆきと出会い30年、彼女と音楽を共にする。メンター的なものを求める女性のアーティストを煙たく思っていた瀬尾にとって中島は芸術家としての対等な関係性が築けた稀有な存在とのこと。 面白かった!2020/05/13