内容説明
弾くことに気を取られて「無呼吸」になっていませんか?よい呼吸を手に入れることで、力みがなくなり、脱力することができます。「吸う」「吐く」とは別の「体内呼吸」によって、音楽を生き生きと表現しよう。
目次
1 からだ編―ピアノ演奏のための呼吸法(支える力があるから脱力ができる!;身体の中心線と丹田を意識しよう ほか)
2 初級編―心で歌う呼吸の練習(呼吸を伝えるということ;下がる音型で学ぶ呼吸 ほか)
3 基礎編―音を聴く呼吸法(脱力と弛緩について;よい呼吸は力みをなくす ほか)
4 演奏表現編―呼吸と音楽スタイル(ピアノで呼吸するということ;バロック音楽こそ生き生きと ほか)
著者等紹介
小倉貴久子[オグラキクコ]
東京芸術大学大学院ピアノ科修了。アムステルダム音楽院首席卒業。第3回日本モーツァルト音楽コンクールピアノ部門第1位。1993年ブルージュ国際古楽コンクールアンサンブル部門第1位。95年同コンクールフォルテピアノ部門第1位。CD『イギリス・ソナタ』は平成24年度文化庁芸術祭レコード部門“大賞”受賞。東京芸術大学古楽科講師
加瀬玲子[カセレイコ]
1955年生まれ。呼吸/発声/表現法「加瀬メソッド」を創案。スタジオ・レイを主宰し、歌手、役者、ナレーターなどの表現者に呼吸、発声、歌唱、演技指導を行う。また、舞台、コンサート、ライブにおける現場での指導、ワークショップの講師なども務める。同時に、健康を目的とした人たちに向けても、「なまけエクササイズ」、「いきもの体操」を考案し、呼吸法や身体の使い方を指導する。中国整体師でもある
伊達華子[ダテハナコ]
1948年宮城県出身。東京芸術大学付属高等学校・東京芸術大学卒。ピアノを野呂愛子、田村宏の両氏に師事。ケルン音楽大学においてアロイス・コンタルスキー氏に師事し卒業。西ドイツ学生コンクール特別賞を受賞。西ドイツ国家演奏家試験を修了。現在、山形大学地域教育文化学部教授。全日本ピアノ指導者協会東北評議員。PTNA山形支部長
原田敦子[ハラダアツコ]
広島大学教育学部卒。ピアノを阿部久子、山上雅庸、土屋徳蔵の諸氏に、楽曲分析を早川正昭氏に師事。永年にわたりヤマハ音楽教室講師を務め、数多くの優秀生徒を輩出するとともに、講師育成に関わる要職を歴任。また、多くの音楽教育テキスト、ピアノ教本制作にも参画。ピアノをうたわせる「Sensitive Touch」修得のための指導法を確立。後進の育成に力を注いでいる。研究会「うたう指づくり」は、勉強会、コンクールなど、各地で活発に活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。