音楽と人間と宇宙―世界の共鳴を科学する

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 334p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784636875430
  • NDC分類 760.4
  • Cコード C0073

内容説明

人間という有機体は―さらには宇宙の盛衰さえも―音楽の影響を受ける。エミー賞を6度受賞したエレナ・マネスが科学と文化の交差点へと案内する、革新的なノンフィクション科学エッセイ。

目次

第1部 音楽的な身体と脳(音を感じる;音楽が身体を演奏する;脳が音楽を演奏する;音楽は遺伝的、生得的な権利か?)
第2部 音楽と自己(苦悶と歓喜―人間はどう聴くか;心を曲げる音符たち―音楽は人間を賢くできるか?;音楽は語る;なぜ音楽なのか?)
第3部 共鳴する世界(クジラの歌、象のバンド、踊る鳥;天球の音楽)
第4部 薬としての音楽(痛み、薬―それとも音楽?;次の波?;コンサートホールを越えて)

著者等紹介

マネス,エレナ[マネス,エレナ][Mannes,Elena]
ドキュメンタリー監督。祖父はニューヨークにあるマネス音楽学院創始者、大叔父はカーネギーホール創設に貢献した指揮者と、音楽家の家系に生まれる。これまで制作したドキュメンタリー番組に対しエミー賞を六回受賞したほか、国内で数々の賞を授与されている。現在ニューヨーク市のコネチカット在住

柏野牧夫[カシノマキオ]
1964年岡山生まれ。幼少期からの電気工作と歌謡曲好きが昂じて聴覚研究の世界へ。1989年、東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。博士(心理学)。現在、日本電信電話株式会社コミュニケーション科学基礎研究所上席特別研究員・人間情報研究部長、東京工業大学大学院総合理工学研究科物理情報システム専攻連携教授。専門は心理物理学・認知神経科学

佐々木千恵[ササキチエ]
慶応義塾大学大学院英米文学専攻修了、ノンフィクションの翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モート

1
ドキュメンタリーは恣意的だとも知られているが、それを書籍化したのが本書という。味付けは素材の良さを殺すもしくは隠す場合がある。。。しかし、過去のエビデンスの質量の狭い世界にとらわれず、音楽の可能性が書かれてあって楽しい。。。振動による共鳴は同期であり、、「非線形科学ストロガッツのsync自然はなぜシンクロしたがるのか」に通じて同時並行的に読んだ。2022/02/09

河童

1
“The Power of Music:Pioneering Discoveries in the New Science of Song”「音楽の力:歌に関する新しい化学の先駆的発見」という本の全訳だそう。邦題は、ちと詐欺っぽい。読めば解ります。 2012/08/23

ゆうちゃん

0
良い音楽は自然美を表現し、それは宇宙の起源まで遡っている。音楽が人を癒したり、病気を治す効用について、科学的見地から実証されてきており、ますます私たちの日常から医療までレンジも広がっている。2016/11/13

cocolate

0
パターンを見つけたりつくることが喜びってことなんだろうか。2013/01/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5117340
  • ご注意事項

最近チェックした商品