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ひびきの本
歌舞伎音楽を知る―一歩入ればそこは江戸

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784636850031
  • NDC分類 768
  • Cコード C0073

内容説明

「いる」のに「いない」人間が舞台を駆け回る?本来聞こえないはずの「間」や「自然の音」までも表現。「無」に始まり「無」に終わる世界とは。歌舞伎音楽からオーケストラまで縦横に行き来する西川浩平が、日本の伝統音楽を支える「黒御簾の内側」の世界にご招待。

目次

第1章 一歩入ればそこは江戸時代?(一歩入ればそこは江戸;狂言方の姿を追って;芸能を支える日本の劇場)
第2章 黒御簾のむこう(黒御簾のむこう;黒御簾音楽は擬音の世界;四方八方縁起かつぎ;逃れられない正座のつらさ)
第3章 黒御簾古今東西(西洋の感覚と日本の感覚;落語にみる庶民の感覚;新感覚の邦楽;どの芸能にあもある約束事;崖っぷちの緊張感)
第4章 さまざまな舞台裏(邦楽器と共演するオーケストラ;ジャズと邦楽;現代邦楽の舞台裏;エクアドル公園に行ってきました!)

著者等紹介

西川浩平[ニシカワコウヘイ]
フルートを林リリ子氏に師事。第一回オーストラリア国際フルート・コンクール第三位入賞。大阪フィルハーモニー交響楽団にて活動後、現代邦楽グループ「日本音楽集団」に横笛奏者として入団し現在に至る。歌舞伎、日本舞踊公演などに従事すると共に、数々の現代曲の初演に携わる。近年は「瀬戸内寂聴訳・朗読劇・源氏物語」、日本音楽集団定期公演「和楽劇・呑気布袋(ドン・キホーテ)」、小椋桂プロデュース「アルゴミュージカル」の音楽、企画を担当するなど、分野を越えた活動を繰り広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yoshihiro Yamamoto

3
D フルート奏者で、日本の横笛奏者の著作。内容は悪くないのだが、タイトルと内容のミスマッチによりこの評価。まあ、タイトルから感じた自分の期待と書かれている内容が違う苛立は自分の責任だから仕方が無いか。それにしても、全編、歌舞伎とそこで演奏される楽器についての話かと思ったら、その辺は半分以下。自身が活動している「日本音楽集団」の活動や、西洋音楽と日本の楽器の特性などに多くが費やされ、期待はずれ。黒御簾の中などで繰り広げられる歌舞伎で使用される楽器類の知見を(イラストなども交えて)もっと得られれば良かったのに2014/12/04

筋書屋虫六

2
著者は元フルート奏者の現横笛奏者。西洋音楽を学んで邦楽の道に入った方なので、西洋音楽の知識が自明なのかも知れないのですが、それがない一般人には西洋音楽との比較で説明されても遠回りさせられている感じです。エッセイの1つ1つは楽屋ネタっぽいところありますが、まとまりがなくちょっと読みにくい。期待したものとはちょっと違いました。2009/12/25

nrm

1
歌舞伎の音に注目して書かれた本。芝居や相撲が始まるときになる、チョ―ンという音や幕間に演奏される曲の意味や役割を知ることができておもしろい。狂言方=ステージマネージャーとか、歌舞伎初心者かつ西洋音楽初心者な身にもわかりやすい比較があってよかった。オペラなどで「ブラーボ!」と叫ぶ声は、実は「成田屋!」と叫ぶように専門の方がいる、という話も目から鱗。雑学的にとても楽しめる本だと思った。2010/02/21

ふゆき

0
時代を受け継ぐ心に迫る。2010/03/10

Kyoro

0
歌舞伎の音に注目してみたい人へのお勧め本です。専門的な事を期待される方は別の本を読まれると良いと思います。2010/02/22

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