内容説明
19世紀のヨーロッパを熱狂させた、伝説のヴァイオリニスト・パガニーニ。あまりに神がかった演奏に人々は本気で「悪魔と契約した男」と信じた―。その裏に隠されていた、誰も知らない意外な素顔とは?悪魔と呼ばれた鬼才の、笑えて泣ける音楽譚。
目次
第1章 鬼才ヴァイオリニストの誕生
第2章 満たされない心と葛藤
第3章 父と子、ヨーロッパツアー編
第4章 大好きなお父さんへ
著者等紹介
やまみちゆか[ヤマミチユカ]
音楽イラストレーター、漫画家。長崎県出身。長崎大学教育学部音楽科卒業、同大学院修了。クラシック作曲家の人間的な側面をイラストや漫画で親しみやすく描く
浦久俊彦[ウラヒサトシヒコ]
文筆家、文化芸術プロデューサー。2021年、サラマンカホール音楽監督として企画した『ぎふ未来音楽展2020』が、サントリー芸術財団第20回佐治敬三賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Susumu Kobayashi
2
パガニーニの知られざる生涯を描いたマンガ。パガニーニ自身の演奏を耳にしたことはないが^^、パガニーニの作曲した作品はやたらと技巧的で、名人芸を披露するような作品として知られていて、音楽的に充実しているという感銘を受けたことがなかった。音楽史上は多数の作曲家やヴァイオリンの演奏法にも影響を及ぼし、重要な人物だったのだなと教えられた。2025/10/09
ゆきな
1
名前と作った曲しか知らなかったパガニーニ。著名な音楽家とさまざまな形で出会っていたり親交があったりするのが興味深かった。天才は天才で苦労が多いのも伝わってきた。よく天寿を全うして素敵な曲をつくってくれたと思う、と感謝が湧いてくる。2025/12/06




