内容説明
オーケストラが女人禁制の「男性限定クラブ」であった1940年代。自ら指揮棒を持ち、女性たちだけでオーケストラを立ち上げた人物がいた。彼女の名はエセル・スターク。スタークによって結成されたカナダ史上はじめての女性交響楽団は、何を成し遂げたのか。偏見と差別が支配する社会で、性別・人種・階級の壁を打ち破った女性たちの記録。
目次
プロローグ 平等を求める闘い
第1章 マエストラの生い立ち
第2章 女性の魅力が輝くとき
第3章 方向転換
第4章 抑えがたい力と動かしがたいものとの出会い
第5章 景気づけ
第6章 クレッシェンド
第7章 一番乗りの凱歌
第8章 発展に伴う痛み
第9章 デクレッシェンド
第10章 カーテンコール
第11章 受け継がれていくもの
著者等紹介
ラクウォル,マリア・ノリエガ[ラクウォル,マリアノリエガ] [Rachwal,Maria Noriega]
音楽教師、音楽学者。オンタリオ州トロント在住。音楽界における女性についてカナダ各地で数多くの講演を行っているほか、同じ主題で専門家組織のために論文を執筆している。モントリオール女性交響楽団についての調査は、CBCラジオのドキュメンタリー、『It Wasn’t Tea Time:Ethel Stark and the Montreal Women’s Symphony Orchestra(ティータイムではない―エセル・スタークとモントリオール女性交響楽団)』で取り上げられた
藤村奈緒美[フジムラナオミ]
1973年生まれ。東京大学文学部言語文化学科卒。司書職を経て翻訳家となる。中学・高校では吹奏楽部に所属し、大学入学後は趣味で声楽を習う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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