キッチンからカーネギー・ホールへ―エセル・スタークとモントリオール女性交響楽団

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キッチンからカーネギー・ホールへ―エセル・スタークとモントリオール女性交響楽団

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  • サイズ 46判/ページ数 304p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784636102710
  • NDC分類 764.3
  • Cコード C0073

内容説明

オーケストラが女人禁制の「男性限定クラブ」であった1940年代。自ら指揮棒を持ち、女性たちだけでオーケストラを立ち上げた人物がいた。彼女の名はエセル・スターク。スタークによって結成されたカナダ史上はじめての女性交響楽団は、何を成し遂げたのか。偏見と差別が支配する社会で、性別・人種・階級の壁を打ち破った女性たちの記録。

目次

プロローグ 平等を求める闘い
第1章 マエストラの生い立ち
第2章 女性の魅力が輝くとき
第3章 方向転換
第4章 抑えがたい力と動かしがたいものとの出会い
第5章 景気づけ
第6章 クレッシェンド
第7章 一番乗りの凱歌
第8章 発展に伴う痛み
第9章 デクレッシェンド
第10章 カーテンコール
第11章 受け継がれていくもの

著者等紹介

ラクウォル,マリア・ノリエガ[ラクウォル,マリアノリエガ] [Rachwal,Maria Noriega]
音楽教師、音楽学者。オンタリオ州トロント在住。音楽界における女性についてカナダ各地で数多くの講演を行っているほか、同じ主題で専門家組織のために論文を執筆している。モントリオール女性交響楽団についての調査は、CBCラジオのドキュメンタリー、『It Wasn’t Tea Time:Ethel Stark and the Montreal Women’s Symphony Orchestra(ティータイムではない―エセル・スタークとモントリオール女性交響楽団)』で取り上げられた

藤村奈緒美[フジムラナオミ]
1973年生まれ。東京大学文学部言語文化学科卒。司書職を経て翻訳家となる。中学・高校では吹奏楽部に所属し、大学入学後は趣味で声楽を習う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Nobuko Hashimoto

30
オーケストラが女人禁制の「男性限定クラブ」だった20世紀前半。女性が音楽をたしなみとして習うことは奨励されていたものの、人前で演奏するのは内輪の集まりだけで、職業にするなどとんでもないことだった。そんな時代に、少し楽譜が読めるだけでもOKといった条件で集まってきた女性だけのオーケストラがカナダのモントリオールで結成される。勇気づけられ、心躍る一冊!関西ウーマン信子先生のおすすめの一冊で取り上げました。https://www.kansai-woman.net/Review.php?id=2022212023/03/29

星落秋風五丈原

26
オーケストラに女性演奏家はいるが、どちらかというと楽器に偏りがある。圧倒的に女性が多いのはハープ。打楽器や大型金管楽器の女性演奏者の数は少ない。一つは肺活量の問題もある。そしてフルートを奏でている女性奏者の方が美しく見える。そのような見栄えで昔の女性達は、自分の演奏したい楽器を選ぶこともできなかった。ましてや楽団を指揮する指揮者に女性がなるなど、考えて見もしなかった時代だ。ガラスの天井というわけではないが、現在でも女性指揮者は数えるほどしかいない。感情をあらわにする女性指揮者を、誰も見たくなかったのだ。2022/12/16

コニコ@共楽

25
新聞の書評で取り上げられていて興味を持った。いまでもめずらしい女性の指揮者、カナダの地で果敢に挑戦し続けた指揮者と交響楽団員たちがいたことは、天晴としか言いようがないし、大いなる尊敬の念を抱く。先頭に立ったエセル・スタークの偉大さも凄まじいが、何より、音楽が好きで家事や子育てをしながら、寸暇を惜しんで練習に励んだ団員たちの努力を褒め称えたい。エセルがユダヤ人で、自身も差別を受けたせいか、オケのスタート時点での入団条件は、女性という一点のみ。人種、宗教、貧富の差なども問わずにいたということが、先進的だった。2023/08/31

tekka

4
「男女混成のオーケストラが成功しても、その功績は男性のものにされてしまうでしょう。女性たちが、反対意見は間違っていると証明したいなら、私たちは女性として、自分たちだけの力で証明しなければなりません。」2023/03/21

takao

2
モントリオール女性交響楽団のはなし2023/02/08

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