内容説明
みのり菓子はお店を持たない京都の和菓子屋さんです。旅先でお菓子を作り、風景を映し出す「みのり菓子」のフォト&エッセイ。
目次
第1章 みのり菓子の旅(わたしの仕事の形;わたしの発想のもと;新しいお菓子をつくりました その1 若葉時 ほか)
第2章 あらわしたいものたち(スープで食べる苺大福;柚子香る黒糖ぜんざい ほか)
第3章 共にはたらく(烏賀陽百合;井本潮;ダイモンナオ)
著者等紹介
小林優子[コバヤシユウコ]
1979年生まれ。生まれも育ちも京都。製菓学校卒業後、代々続く、京菓子屋に入社。退職後、多くの人が和菓子の魅力に触れられるように、市内の学校や寺院、ホテルなどで和菓子教室を行う。また、さまざまな種類のお茶とお菓子の相性を学ぶために、ティーインストラクターの資格を取得。2016年、自身の求めるお菓子の形を探すため「みのり菓子」を立ち上げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
canacona
32
旅するようにお菓子をつくる。その名の通り、店舗を持たず出張して制作する和菓子屋さん。独創的で、見ただけでは味の想像がつかないような組み合わせもたくさん。クリームチーズに黒胡椒。くずもちに青大豆と葱。葱!白キクラゲもよく出てきて、最初はびっくりしましたが、キクラゲって味があまりないから和菓子にも合うのかなと。タピオカもよく出てくるので、食感を楽しむ感じかな。無花果羹が美味しそうだったな〜、無花果の断面も美しくて、うっとりです。著者は試作もあまりせず、その時の素材と感覚を大切にするそう。アーティストなんだな。2022/12/05
鯖
12
金木犀の花をシロップにして、花ごとクコの実と寒天に閉じ込めた金桂羹とか、赤山椒のチョコ羊羹とか、すだちと白あんで作った水ようかんとか、ブラッドオレンジとクリチーに黒コショウをふった最中とか発想がすんごい。和菓子も美しい。眼福。ごちそうさまでした。2022/05/28
ganesha
6
レンタルスペースやコラボイベントで創作和菓子を提供する著者による季節のお菓子の紹介や仕事について。美しい写真を眺めながらさらりと読了。檸檬丸ごとのお菓子と枸杞の実が入った金木犀羹、泡沫の儚さを表現したというお菓子が素敵だった。2022/07/15
kaz
2
独創的。眺めているだけでも楽しめるが、やはり味を知りたい。図書館の内容紹介は『お店を持たない京都の和菓子屋「みのり菓子」。スープで食べる苺大福、フレッシュ檸檬の最中、桃の雫など、ふと目に入るものにインスピレーションを得て作った毎月のお菓子の写真とともに、お菓子にまつわる話などを紹介する』。 2022/07/02
Shiho
0
レシピが書いてあるのかと思ったら違った…。2022/07/22