内容説明
「山」と「祈り」の現在形。「祈り」の現場を追い続けるフォト・ジャーナリストが、この20年余り取材し、自ら体感した「修験道」のリアルな姿を活写するフィールドワークの成果。
目次
プロローグ 東京・高尾山修験の今
第1章 知られざる富士山登拝(田子の浦から村山古道へ―聖護院富士山峯入り修行;山岳修行の再創造―高尾山修験霊峰富士登歩練行 ほか)
第2章 御嶽山信仰霊山群を巡る(根本道場、木曾御嶽山を往く;秩父御嶽山は開祖の故郷 ほか)
第3章 国東半島六郷満山の峰入り
第4章 羽黒修験秋峰―仏として再誕する
第5章 大峯山脈 修験の息吹(吉野山から山中深く―奥駈修行;雨中にシャクナゲと伝説の窟を求めて ほか)
著者等紹介
藤田庄市[フジタショウイチ]
1947年(昭和22年)東京生まれ。大正大学文学部哲学科宗教学専攻卒。フォトジャーナリスト、日本写真家協会会員、日本山岳修験学会評議員、(公益財団法人)国際宗教研究所・宗教情報リサーチセンター研究員(一九九八年~二〇一八年)。山岳信仰、宗教修行、伝統仏教、神道、民俗宗教、新宗教、カルト問題、政治と宗教など、四十年間にわたって宗教取材に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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あきひと
2
行者さんらと共に山への修行に参加し現場をレポート。 富士山、御嶽、六郷満山、羽黒山、大峯と、日本有数の山岳修行の山に行き、滝に打たれ、ひたすら歩き、岩稜帯を登り護摩を焚く。客観的なレポートで、あえて行者さんらの心の内には踏み込んでいない。 山で行者さんとすれ違うこともあって、興味を持って読んだが、行者はそれぞれの想いで修行されているのだろう、くらいしか分からなかった。 カラー写真からも厳かな修行の様子が伝わってくる。2021/09/26
Go Extreme
2
東京・高尾山修験の今 知られざる富士山登拝 田子の浦から村山古道へ 聖護院富士山峯入り修行 山岳修行の再創造 高尾山修験霊峰富士登歩練行 火口にて先祖と見まみえる 丸山 教富士登山 ある富士講先達の生きた道 御嶽山信仰霊山群を巡る 根本道場木曾御嶽山を往く 秩父御嶽山は開祖の故郷 木曾御嶽山の翌年に開闢 スピリチュアルの時代に 普寛霊神祭 国東半島六郷満山の峰入り 羽黒修験秋峰 仏として再誕する 大峯山脈修験の息吹 吉野山から山中深く 奥駈修行 真冬の那智四十八滝回峰行 大日如来と結ばれる 聖護院深仙灌頂2021/05/10
takao
1
ふむ2021/02/17
hakofugu
0
★★☆☆☆2022/01/12
kaz
0
バチが当たるかもしれないが、こういう人たちがまだいらっしゃるのだというのが第一印象。写真から、修行の厳しさが伝わってくる。図書館の内容紹介は『山と祈りの現在形とは-。「祈り」の現場を追い続けるフォト・ジャーナリストによるフィールドワークの成果。20年余りにわたって取材し、自ら体感した「修験道」のリアルな姿を活写する』。 2021/06/15