内容説明
安全登山のためにはもちろん、主体的に登山を行なうための重要スキルである「地図読み」。コツを身につけるには経験を重ねることが大切です。実践的な問題をとおして山を歩くように地図読み技術を学びましょう。
目次
第1章 地形図の基本(なぜ、地図を読むのか;地図の種類;地形図の入手方法;地形図の特徴1 縮尺;地形図の特徴2 磁北線 ほか)
第2章 実践!地図読みドリル(地形図の約束事;正しい整置はどれ?;現在地はどこ?;ピーク、鞍部、屋根、谷を捉える;屋根の変化を把握する ほか)
著者等紹介
宮内佐季子[ミヤウチサキコ]
1998年にアドベンチャーレースに出会い、プロチーム「Team EAST WIND」のメンバーとして世界各地のアドベンチャーレースを転戦。1999年「エコチャレンジ」(パタゴニア)15位・日本人初完走、2000年「レイド・ゴロワーズ」(チベット・ネパール)14位などの成績を残す。その際に地図読みの必要性を痛感したため、2001年から競技オリエンテーリングに取り組む。2004年度全日本オリエンテーリング選手権優勝。2004年国体山岳縦走競技優勝(京都府成年女子代表)。その後、シクロクロス(自転車競技の一種)に参戦、2012・2013年全日本シクロクロス選手権選手権連覇。現在は公益社団法人日本山岳ガイド協会所属。2020年3月まで第61次南極地域観測隊員として活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アメヲトコ
9
地形図から三次元的に地形をイメージできるようにすることは山歩きの必須の技術です。前半は地形図読解の基礎知識が解説され、後半は実際の地形図(原寸掲載)を用いたドリル26題で、実際に地形が読めているかを試験することができます。地図好きには必携の一冊です。ちなみに前半には図版とキャプションの関係が誤っている箇所があったので、増刷のさいには修正していただきたいところ。2020/03/30
Rieko Ito
0
登山のための、基本的な地図の読み方説明と練習問題。私は登山はしないが、地図を見るのは子どものころから好きで等高線は自然に立体的に見えるが、等高線の数を数えたりするのはめんどくさい。コンパクトな本だが、まあまあ楽しめる。中高年者がちゃんと地図を持たずに登山して遭難する事件が度々あるが、地図が細かすぎて老眼では見えない(だから持って行かない、アプリに頼る)というのも原因の一つなのだろうな。2024/05/19
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- 和書
- 五十代前半