内容説明
志なかばで逝った8人の登山家の最期。
目次
第1章 グランド・ジョラス北壁の生と死―森田勝
第2章 エベレストの雪煙に消えた山の貴公子―加藤保男
第3章 時代を超えた冒険家―植村直己
第4章 雪崩に埋没した雪男への夢―鈴木紀夫
第5章 運命のウルタル2峰―長谷川恒男
第6章 風雪に砕かれたビジネス・キャリアの夢―難波康子
第7章 死の山・いのちの山「ウルタル」―山崎彰人とクライマーたち
第8章 限りない優しさの代償―小西政継
終章 「人間の尊厳」と夫・佐瀬稔の最期(佐瀬礼)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
22
植村直己等、八名の遭難したアルピニストを紹介。冒険に憑かれた動機を「衝動・憧憬・修直の純度」と著者は美化しているが、鵜呑みにしてはいけない。あくまでプロフェッショナルに対する言葉。アマは生命最優先であることは言うまでもない。2024/03/14
しーふぉ
14
森田勝、加藤保男、長谷川恒男といった一流のクライマーから雪男発見に命をかけた鈴木紀夫といった変わり種まで8人の死の短編集。難波康子さんの最後の夫へのFAX「家に帰ったら今までにも増してやさしくします」に涙ぐんでしまいました。死を身近に感じている人は研ぎ澄まされ純粋で魅力的です。2015/05/16
つちのこ
6
不世出のクライマーを追っかけた著者の集大成ともいえる作品。「志なかばで逝った8人の登山家の最後」の中には森田勝、小西政継、植村直己、加藤保男…と記憶に残る伝説のクライマーがずらりと並ぶ。1977年から登山を始めた私であるが、彼らの活動をリアルタイムで見ながら山を登ってきた。自分にとっても憧れの人たちだった。更にこの作品は彼らを追いかけた著者の絶筆であり、遺稿集である。(1999.12記)1999/12/25
kommy
6
遺稿集だから仕方ないのかもしれないが、文章にまとまりがなく同じことが繰り返し書かれている。 内容は興味深いが、非常に読みにくい。2019/04/20
suu
6
危険を避けて安楽を待ち、中年の過日の楽しみを待つ人生でいいな系2017/07/23
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