内容説明
老後所得を効率的に確保するための制度デザインとは。公私年金をリスクと情報の視点から再評価し、望ましい組み合わせを考える。
目次
公的年金の存在意義と公私年金の比較
近視眼と公的年金
公的年金の財政方式と所得移転形態
公的年金の分析枠組み
公的年金と世代間所得移転―人口変動リスクと世代間契約
年金改革とインテグレーションの理論
個人年金保険における危険分類の厚生効果
老後所得保障における公私年金の役割
消費関数論争と家計の消費・貯蓄行動
個人年金保険の需要構造分析
私的年金のリスク構造と所得保障における役割
企業年金の誘引効果と転職行動
企業年金を巡る暗黙の契約の検証
従業員の隠れた属性と企業年金の機能
これからの老後所得保障のあり方
著者等紹介
石田成則[イシダシゲノリ]
1963年神奈川県生まれ。1991年慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程修了。山口大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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