内容説明
沢野ひとし“山登りワールド”の集大成。沢野画伯の青春時代から今日までを貫く、にぎやかで痛快な、そしてちょっとセンチメンタルな山登りの世界が広がります。おなじみハートフルなイラストレーションに、キラリ輝き出した文章で自作自演。
目次
呪われた岩壁―谷川岳・一ノ倉沢
真っ赤な羽毛服の少女―穂高
ピッケルと青春―三ツ峠
のんびり春酔行―奥多摩・生藤山
緑の山―海谷山塊
幸せの小径―丹沢・鍋割山
不名誉な岩登り―穂高・屏風岩
ジャングル登山―小笠原・父島
ヒマラヤへの旅―アンナプルナ〓峰
みちのく山スキー―裏岩手連峰
八ガ岳通い―阿弥陀岳北西稜
雪まみれの春山―雲取山
出発の日―アイガー東山稜
秋の黒部渓谷―志合谷
イワシ雲の山―雨飾山
息子の岩登り―四方津の岩場
てっぺんで月を見る―メラ・ピーク〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fseigojp
18
飄々と書いているが結構ヘビーな登山家2016/03/02
つちのこ
1
『山と渓谷』に連載された山のエッセイ。椎名誠の作品に若かりし頃、著者と八ヶ岳に行ったことが書かれていたが、この本で沢野ひとしが山好きだということを知った。けっこうのめりこんでいるようだ。(1990.1.13記)1990/01/13
Kaede Meike
0
数ヶ月前に読んだ本。 日曜に谷川岳へ行きます。 冒頭で一ノ倉沢の事件について書かれていて、 あぁ。この場所から通じる山へ行くのか。と思う。、 10年近く前の作品で、 山登りの素朴で手軽な楽しみ方を感じられるエッセイ。 私もいつかー!と思いながら読めた。