出版社内容情報
それは、真っ黒い? 深い深い穴?? あらゆるものを吸い込む???
理論物理学者・UCバークレー教授 野村泰紀氏、推薦!
YouTubeチャンネル「Dr.Becky」月200万view再生
大人気の天体物理学者が解きあかす
ブラックホールの謎。
ブラックホールが宇宙で最も奇妙で最も魅力的な天体であるのは周知のこと。にもかかわらず、オックスフォードの天体物理学者・ベッキー博士にいわせれば、あなたがブラックホールについて知っていることはほぼすべて間違っている。それは、どういうことか――?
ブラックホールは本当は「黒」ではない。「深い穴」というよりむしろ山。「掃除機のように吸い込む」のではなくソファーのようなもの。事象の地平線の彼方では未来は時間ではなく空間の方向に広がる。私たちは星のカケラというより超新星のウンコである……。
本書では、まさにブラックホール研究の最先端に身を置く天体物理学者であり、サイエンスコミュニケーターとしてYouTubeで大人気の著者が、ブラックホールと宇宙研究の歴史から最新の学識までをわかりやすくユーモアたっぷりに解説する。
「長らくブラックホールは銀河の暗黒の心臓部とみなされていたのに、じつはまったく「ブラック」ではないことがわかった。むしろ、宇宙全体で最も明るい天体であることが研究で明らかになっているのである。」(「はじめに」より)
内容説明
それは、真っ黒い?深い深い穴??あらゆるものを吸い込む???YouTubeチャンネル「DR.BECKY」月200万再生。大人気の天体物理学者が解きあかすブラックホールの謎。
目次
プロローグ 巨人の肩の上に立つ
第1章 星はなぜ光る?
第2章 生き急いで早く死ぬ
第3章 あなたのもとへたどり着けないほどの高い山はある
第4章 なぜブラックホールは「ブラック」なのか
第5章 小さじ1杯の中性子で恒星が崩壊する!
第6章 どう頑張っても脱けだせない
第7章 ブラックホールは「ブラック」じゃない?
第8章 2が1になるとき
第9章 ご近所の親切なブラックホール
第10章 超大質量な私
第11章 ブラックホールは吸いこまない
第12章 古い銀河はいま電話に出られません。だって死んでしまったから
第13章 明日が来るのは止められない
第14章 ブラックホールはどこまで大きくなれるのか
第15章 命を終えるものすべてがいつかは戻る
エピローグ 万物の終わりに
著者等紹介
スメサースト,ベッキー[スメサースト,ベッキー] [Smethurst,Becky]
オックスフォード大学の天体物理学者、サイエンスコミュニケーター。2022年度英国王立天文学会研究奨学金を受賞。2020年メアリー・サマヴィル・メダル受賞。超大質量ブラックホールが銀河に及ぼすフィードバック効果などについて研究している。YOUTUBEチャンネル「DR.BECKY」の登録者数は70万人を超え、月200万再生を記録。宇宙空間にある奇妙な物体や科学の歴史、宇宙ニュースをわかりやすくまとめて配信している
梶山あゆみ[カジヤマアユミ]
翻訳者。東京都立大学人文学部英文科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。