出版社内容情報
「心」とは何かを、ダンゴムシに問う。
T字迷路、行き止まり実験、水包囲実験、綱引き……
ユニークな実験の中でダンゴムシが取る行動は、この身近で小さな生物に「心」があることを示唆する。
ダンゴムシへのさまざまな実験を通して、「心とは何か」の問いの答えに迫る科学書の名作がヤマケイ文庫化。
内容説明
T字迷路、行き止まり実験、水包囲実験、綱引き…ユニークな実験の中で未知な状況に遭遇するダンゴムシがとる行動は、この身近で小さな生物に「心」があることを示唆する。ダンゴムシへのさまざまな実験を通して、「心とは何か」の問いの答えに迫る科学書の名作がヤマケイ文庫化。
目次
第1章 心とは何か―「心の定義」を提案する(心とは言葉である;日常的な心の概念 ほか)
第2章 ダンゴムシの実験(会社で学んだこと;ダンゴムシとの出会い ほか)
第3章 ダンゴムシ実験の動物行動学的意味(心の研究と動物行動学;動物行動学における四つの「なぜ」;擬人化;動機づけ;定型的活動パターンと動物の心;葛藤行動と動物の心;「心の科学」という遺産)
第4章 「心の科学」の新展開(心とは何であったか;知能の遍在性 ほか)
著者等紹介
森山徹[モリヤマトオル]
1969年生まれ。神戸大学大学院自然科学研究科知能科学専攻博士後期課程修了(博士・理学)。公立はこだて未来大学複雑系科学科助手、信州大学ファイバーナノテク国際若手研究者育成拠点特任助教、同大学繊維学部助教を経て、同学部准教授。専門は比較心理学。ダンゴムシ、オオグソクムシ、ミナミコメツキガニ、そして、モノゴトの心を探究中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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