内容説明
大正5(1917)年、山形県朝日連峰の麓の大井沢で生まれ、生涯で50頭以上のクマを仕留めた名狩人・志田忠儀の生の語り。山菜採集や渓流釣り、クマ狩り、罠と動物たち、小動物の習性、遭難・雪崩救助の実態など、山を知り尽くした山人にしか語りえない貴重な話の数々。狩猟採集文化への注目が集まる今、本書は新たな輝きを放つ。
目次
第1章 山暮らし(狩人とマタギ;自然とともに暮らして ほか)
第2章 クマ狩り(昔からの巻き狩り;クマの弱点とクマ撃ち ほか)
第3章 ワナと動物(ワナを仕掛ける;天ぷら好きのキツネ ほか)
第4章 山の番人(遭難は常識外の行動から;予測できない雪崩 ほか)
著者等紹介
志田忠儀[シダタダノリ]
1917年、山形県西川町大井沢生まれ。戦前から山に入り、戦後も春はクマ撃ちやゼンマイ採り、夏は登山や釣り、秋はキノコ採り、冬は猟と、一年を通じて山とともに生きた伝説の山人として知られている。1959年、磐梯朝日国立公園朝日地区管理人になり、1982年同管理人を退く。この間、天狗小屋、狐穴小屋、竜門小屋の管理を西川町より任される。月山朝日遭難救助隊長、大井沢観光協会長、自然保護に関する功労で勲六等単光旭日章を受ける。朝日連峰のブナなどの原生林を守る会会長。民宿「朝日山の家経営。2016年5月23日没
西澤信雄[ニシザワノブオ]
1948年、滋賀県大津市生まれ。愛媛大学を卒業後、1975年から朝日鉱泉ナチュラリストの家に入る。朝日鉱泉ナチュラリストの家代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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roatsu