ヤマケイ文庫<br> 穂高に死す

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ヤマケイ文庫
穂高に死す

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  • サイズ A6判/ページ数 430p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784635047838
  • NDC分類 786.1
  • Cコード C0175

出版社内容情報

近代アルピニズムの黎明期、昭和初期から30年代までの穂高連峰で起きた山岳遭難の歴史を振り返り、若くして逝った登山家たちの群像を描いた話題作の文庫化。

内容説明

近代アルピニズムの黎明期、その揺籃の地となった槍・穂高連峰では、数々の輝かしい初登攀の記録が打ち立てられたが、その陰で凄惨な遭難事故も起きていた。そのなかには歴史に名を残す著名な登山家も数多く、加藤文太郎(北鎌尾根)、大島亮吉(前穂北尾根)、松濤明(北鎌尾根)なども含まれていた。槍・穂高の登山史を振り返りながら、若くして山に逝った登山家たちの青春群像を描いた話題作。

目次

乗鞍山上の氷雨
北尾根に死す
アルプスの暗い夏
雪山に逝ける人びと
大いなる墓標
微笑むデスマスク
“松高”山岳部の栄光と悲劇
ある山岳画家の生涯
一登山家の遺書
「ナイロン・ザイル事件」前後
滝谷への挽歌

著者等紹介

安川茂雄[ヤスカワシゲオ]
1925年東京出身。昭和時代の登山家、登山史研究家。早稲田大学文学部仏文科卒業。三笠書房、朋文堂などの出版社勤務のかたわら、『霧の山』などの山岳小説を発表。本名は長越茂雄。昭和41年には、RCCヒンズークシ登山隊長をつとめる。1977年10月逝去、享年51(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ビブリッサ

34
悲惨なニュースが流れるとき、画面には酸鼻たる現場が映され人々に恐怖を与えることが常だ。しかし、雪崩事故や滑落遭難を告げる一報には、上空からの美しい雪山や雲海に霞む幻想的な山脈の映像が添えられていることが多い。その雄大な山姿と惨たる事故とのうらはらさに違和感を覚えることが間々ある。近代アルピニズムの黎明期に、穂高に逝った若き登山家たちの姿を記している本作。どの山をいつの季節に何度登ろうと、登攀者には勝利もゴールもない。大自然の絶対者「山」へのより深い信奉者・献身者が生まれるだけだ。2017/05/14

シガー&シュガー

16
本人も登山に親しみ、井上靖の名作「氷壁」の資料提供者の一人でもあった安川茂雄がものしたドキュメント。中には加藤文太郎など著名な山男の記録もあります。少し変わったところでいえば、山岳画家の茨木猪之吉。登ることと絵を描くことの違いがあるとはいえ、山への狂気的な愛情は登山家にも劣らない凄まじさでした。ここまで山男たちの愛が深いのを知らされると、愛した人間だからこそ山はその腕に抱きこんでしまうのかと思わざるを得ません。ひとつひとつのエピソードが重く、ページを繰る指もなかなかはかどりませんでした。2016/11/18

ランフランコ

7
明治時代から昭和30年代までの穂高における遭難事故の短編集。現代アルピニズムでは8000m峰にフォーカスされがちだが、国内の登攀でも特に冬場は非常に危険なことに変わりは無い。情報も少なく装備も粗末な当時の登攀は現代よりも一層危険で困難であったと思う。当時は大学山岳部が日本登山界をリードしており、高校山岳部までが冬山登山を行なっていることは驚きだ。あまりに事故が多く若い命が失われるため、高校山岳部の登山は現在では制限があるようだ。山を目指す若者の気持ちもよく解るが10代で命を失うのはあまりにも忍びない。2019/02/14

ふたば

4
近代的なスポーツ登山の黎明の頃、雪の高山に命を散らした若者たちの記録。若いとは、かくも無鉄砲で、向こう見ずで、自身に溢れていることか。どんなに準備をしても、訓練を積んだとしても、今から考えたら、生身の人間がそのまま雪と氷の世界に特攻をかけていくようにしか見えない。それでも、雪山に憧れた彼らは最後の瞬間まで後悔はなかったのだろうか。行かなければよかったと、悔しさを噛み締めたのだろうか。友の死を間近で見ることになった生還者たちのその後が、如何様なものだったのかが、気にかかる。2019/12/04

タカボー

3
週末に北アルプスに出かけるので、自分の肝に銘じるために読みました。絶対安全が保証されてる「怖い」が溢れてる世の中で、日常のすぐ近くにあるのにあっさり人間が死んでしまう場所。準備して恐れながら楽しみたいと思いました。2015/09/11

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