内容説明
図解でわかる技術書とガイドブックが一体化。沢登り技術と知識の全般をテーマごとに詳しく解説し、沢登りルートガイドを57本収録。豊富な図版でわかりやすく、実際の登山計画にも役立ちます。
目次
第1章 沢登り技術(基礎知識;用具;遡行技術;ビバーク技術;渓のリスクマネジメント ほか)
第2部 沢登りルートガイド(北海道 大雪山・クワウンナイ川;北海道 日高山脈・札内川八ノ沢;北海道 日高山脈・ヌビナイ川右股沢;東北 八幡平・葛根田川北ノ又沢;東北 和賀山塊・堀内沢マンダノ沢 ほか)
著者等紹介
手嶋亨[テジマトオル]
1953年、東京生まれ。童人トマの風創立以来の代表。はじめての登山は雲取山。それ以来、登山歴は45年になる。沢登りは30年前に講習会に参加して始めた。硬軟ルートとり混ぜ、各地に足跡を残す
江崎善晴[エザキヨシハル]
1961年、福岡県生まれ、埼玉育ち。イラストレーター。おもに登山・アウトドアに関する技術解説のためのイラストを手がけている。ほかに図版、地図、アクリルによるリアルイラストレーションなど。登山は高校山岳部から。現在はおもにクライミング、テレマークスキーなど。山岳上級指導員。東京都山岳連盟安全登山教室委員長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
OHモリ
1
●沢登り界では有名な「童人トマの風」の手嶋さんの本。後半半分が沢登りのルート紹介になっている(ワシらが登れる1級程度のルートは当然あんまりない)のに、前半の技術解説部分も侮れない。面白くためになった。 〇「高巻きは難しい-そのルートファインディング」「実は滝の直登よりずっと難しい」「沢登りの上手下手は、クライミング技術ではなく、高巻き技術に卓越しているかどうかで決まると思っています」●そうそう思い起こせば今までワシらの失敗は常に高巻きでルートを失ってしまったことに始まっていて最大の弱点だと思っていたんで2014/08/10
Aoki
1
沢登り、とっても楽しそうです。フェルトシューズ・ハーネス・ヘルメットなど服装・用具を準備し、河原や岩の上や水の中を歩いたり、滝を登ったりする遡行技術や、落ちないようにセルフビレイなど確保技術を身につけ、時には草木をつかみ、アイスハンマーを打ち込み、滝を避けて高巻き、ヤブこぎし、ゴルジュを突破し、徒渉し、雪渓を突破し、懸垂下降し、帰りは沢を下降する。遡行図・地形図を把握し、最大の楽しみはビバーク。テント・ツェルトでの焚き火で山菜・キノコ・渓魚を料理。また増水・崩落・滑落・転落・虫や動物へのリスク対策も大事。2013/06/14
R
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今週末初沢登り参加予定。不安で一杯だが、とても興味を湧いた。普通の登山道を歩くだけから一歩さきに^_^行きたい2014/07/24
ressenti-man
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最新の初心者向け技術書と、ついでにルートガイド。とりあえず初心者視点ではよく出来た本だと思う。雨具、ゴアは要らないんじゃない(p.18)、とか、実践的というか正直だし。2013/07/25