内容説明
「革命」はどのように受容され、継承されたのだろうか?イギリス革命・フランス革命の研究史を紐解きながら、従来の革命像を都市・宗教・メディアの新たなテーマから捉え直し、明治維新を加えて3つの「革命」の比較と連鎖を描き出す。
目次
序章 比較革命史の可能性―イギリス革命研究の衰退と復活
第1部 連鎖する二つの革命(イギリス革命とフランス革命をつなぐ―「三つのブリテン革命」と「大西洋革命」;フランス革命はイギリス革命をどのように参照したか)
第2部 都市と二つの革命(革命期ロンドンにおけるレヴェラー運動―「鎖につながれたロンドンの自由」とは何か;都市とフランス革命―地方都市ルアン)
第3部 宗教と二つの革命(イングランド議会と教会統治権;テルミドールのクーデタ後のルアンにおける革命祭典と革命礼拝)
第4部 メディアと二つの革命(革命期イングランドにおける地方都市の書籍商―ノリッジのウィリアム・フランクリンの活動から;新聞からみる総裁政府―選挙、出版の自由、共和政)
第5部 明治維新と二つの革命(明治維新と新聞;英仏革命と明治維新―革命比較のための試論)
終章 革命を比較する―日本のフランス革命研究史を中心に
著者等紹介
岩井淳[イワイジュン]
1956年生まれ。静岡大学名誉教授。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(史学)。専門分野:イギリス近世・近代史
山〓耕一[ヤマザキコウイチ]
1950年生まれ。一橋大学元教授。一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。博士(社会学)。専門分野:フランス近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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