内容説明
19世紀のフランスで展開された「富」と「知」の抗争。「ガバナンスの正統性」と「付与されたイメージ」に着目し近代社会へと移行する時代の政治構造を農村部民衆の動向から、資料を駆使して解明する。
目次
序章 もうひとつの一九世紀フランス社会政治史へ
第1章 七月王制期における制限選挙制度の論理
第2章 第二共和制期における選挙制度改革の論理
第3章 官選候補制度再考
第4章 第二帝制期農村部におけるローカル・ガバナンスの展開
終章 一九世紀フランス社会政治史のゆくえ
著者等紹介
小田中直樹[オダナカナオキ]
1963年生まれ。東京大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科第二種博士課程単位取得退学、博士(経済学、東京大学)。東京大学社会科学研究所助手などを経て、東北大学大学院経済学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。