内容説明
都市国家から統一国家へ、王権観の変遷をたどり神々とともに生きたシュメール人の心性を読み解く。
目次
第1章 シュメール王権の発展
第2章 都市国家分立期
第3章 領域国家期
第4章 統一国家形成期
第5章 統一国家確立期
第6章 シュメールの王権と社会正義
第7章 シュメールの宇宙観
第8章 シュメールの自然観
第9章 シュメールの過去の見方
第10章 シュメールの神々
第11章 シュメール史に対する二つの偏見
著者等紹介
前田徹[マエダトオル]
1947年生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士課程東洋史学専攻中退。現在、早稲田大学文学部教授
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨシツネ
2
メソポタミアに関してはこの本を参考にしている2018/01/04
刻猫
2
メソポタミア、初期王朝から第三王朝にかけて。都市国家、領域国家を経て、統一国家に。王権の在り方、概念、語法の変化を注視する。2015/07/20
Koning
2
世界的なシュメール学者の一人の前田教授の著書。シュメール人の考え方の一端をタイトル通り王権とある種の選民思想とともに明らかにしてくれる。必読書の一つに入れていいとおもう。シュメール語の翻字で〜も^もつかないgがあるけれど、活字の問題かなぁ? 2011/06/03
六花
1
図書館本。読む時間がなく、半分程読み込んだところで返却期限が来てしまった。後半からこそ本番で面白さが加速しそうであったのに無念・・・。 それはさておき、シュメール人は保守的で敬虔な民なのだろうという印象を持った。王の功績は本来あるべき秩序、原古の秩序を維持すること、とは・・・。 とても興味深い一冊なので、またの機会にじっくり読み込みたい。2016/09/09
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