内容説明
本書は、単なる博物館ガイドではなく、博物館の展示などを素材として、身近な地域の歴史を知り、地域から日本やさらには世界の歴史を見通していくことを追求したものである。
目次
1 総合(房総の地震災害は何を語るか―千葉県立中央博物館;海を渡った醤油 日本の味から世界の味へ―野田市郷土博物館・キッコーマン国際食文化研究センター)
2 原始・古代(低地の貝塚は縄文人の貝加工場だったのか?―市立市川考古博物館;古墳出土品から朝鮮半島・大陸文化のにおいがする!―木更津市「金鈴塚遺物保存館」 ほか)
3 中世(土一揆から何が見えるか―国立歴史民俗博物館の中世展示に学ぶ;よみがえる中世のムラ―袖ヶ浦市郷土博物館の展示から ほか)
4 近世(サン・フランシスコ号の上総岩和田漂着―御宿町歴史民俗資料館;海から畑へ鰯のもたらしたもの―九十九里町立九十九里いわし博物館 ほか)
5 近・現代(幕末外交の軌跡に迫る―戸定が丘歴史公園;暮らしを変えた電気・石油・鉄―千葉県立現代産業科学館 ほか)