内容説明
創業以来二〇〇年の歴史をもっていた三井にとって、幕末から明治期の日本は、国内的にも対外的にも激動の時代であった。三井は政治・経済・社会の動向をみすえて、組織や業務を改革する必要があった。三井中興の時代に、三野村利左衛門と益田孝は三井のなかにあって、どのようにして三井発展の基礎を築いていったのか。三野村利左衛門と益田孝の活動を通して、三井と日本の社会が歩んだ歴史について考える。
目次
「人の三井」
1 幕末の三井
2 三野村利左衛門と三井の改革
3 益田孝と三井物産会社の創立
4 益田孝と三井物産会社の発展
三野村利左衛門と益田孝の業績