内容説明
「一身にして二生を経るが如し」―地続きでありながら、明治から見た江戸は遠い世界のようだった。福澤諭吉と大隈重信。近代日本をリードしたこの二人の巨人は、幕末の若き日、かたや洋学者として、かたや尊王の志士として、自らの属する世界と格闘し、新しい時代を切り拓いていった。本書は、このタイプの全く異なる二人の洋学書生がいかなる行路を経て明治の舞台に上ったのかをたどる、短い物語である。
目次
1 二人の巨人(旧社会の破壊者;略歴と二人の関係)
2 ナショナリズムとアンシャン・レジーム―福澤諭吉(もう一つの世界;門閥制度;長崎から大坂へ;家督相続;江戸にいき、英学を始める;洋行;建白;『西洋事情』;学問の力)
3 志士の洋学―大隈重信(組織と人材;正規の課程をはずれる;尊王論;時勢を知る;洋学;藩財政にかかわる;組織を動かす困難;新政府の人材登用)
著者等紹介
池田勇太[イケダユウタ]
1978年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。専攻は日本近代史。現在、飯田市歴史研究所研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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