内容説明
いつの時代にもあることだが、中世にも巨額の借金をかかえていた人びとがいた。だが、巨額の借金をかかえながらも、彼らは案外したたかに生きていた。自己破産のような法的逃げ道がなかった当時、なぜそれが可能だったのか。本書は中世の金融システムを解き明かしながら、そのなぞに迫ろうという試みである。
目次
したたかな債務者たち
1 「尾張房料足の事」
2 松梅院禅能の破産
3 有徳人たちの末路
4 金融ネットワーク
5 破産管財の仕組み
6 経営再建は成功したか
著者等紹介
桜井英治[サクライエイジ]
1961年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。専攻、日本中世史。北海道大学大学院文学研究科助教授
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