内容説明
本書は、これまでに光嶋さんが設計した《凱風館》も含む8つの住宅と、いつか建てたいと思っている自邸、合計9つの住宅をめぐる物語をまとめたものです。書き下ろしのテキストに加え、各住宅の写真と間取り図、そしてお施主さんたちからいただいた生の感想文も収録したことで、少し変わった「作品集」になりました。この物語を通して、世界に一つだけのそれぞれの家がつくりあげられるまでを、一緒に体験していただければと思います。これから家をつくる方にも、そうでない方にも、暮らしの原点である住宅を見つめなおすきっかけを、きっと与えてくれる1冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
paseri
9
建築家の光嶋さんが手がけた9つの家の物語。面白かったのは、光嶋さんからの視点ではなく、家だったり、住んでいる子どもだったり、他者の視点から語られているところです。想像ではあるのですが、住む人のことを考えて建てられたんだなという事がとてもよく伝わってきます。建築家というのは、家を建てようと思った人の、ある意味プラスの時期に携わることが出来るんですね。前向きに未来を考えている人と関わることが出来る。単純に「いいな」と思いました。少し先にはなりそうですが、私も素敵な家を建てたいです。2019/10/22
晴
4
kindle unlimitedにて。光嶋さんがはじめて手掛けた「凱風館」を始めとした8つの住宅+自邸の未来予想図をさまざまな人物や建物、動物などになりきって(?)それぞれの家の特徴をつづったエッセイ集。特に「凱風館」は『みんなの家』を読んで素敵なところだろうなと思っていたので、別の角度(凱風館そのもの)から語られていて面白かったです。光嶋さんの内田先生へのより強い敬愛を感じたり。「群草庵」の章も興味深く、九州(大牟田)の地での建築は普段とは違う段取りの組み方など大変だっただろうなと思いました。2025/11/23
助作
2
建築家である著者の作品集。ただし、ほぼほぼ文書で写真少なめ。感じとしては「すこぶるアガるビル」風の内容といったところか。弁護士や医者といった人生の最悪の局面に携わるのとは違って人生最高の場面に携わるのが建築家っていうだけあってなかなかアガる内容。あと、とにかく人との繋がりが大事なのだと納得して読了。2024/05/24
hansupu
1
建築家がこれまで建ててきた家にまつわる「誰か」や「何か」になりきって語る住まい方の物語。ひとつひとつの物語は共感できるものもあればこの家に住みたいとは思わないなというものまで様々。しかし、ここまで話の中に「自分」を出すのなら、もはや「誰か」になったふりをせずに自身の言葉でエッセイとして書いて欲しかった。他人からの視点で自分を何度も褒めるという文章には慣れずに1冊が終わってしまった。2020/05/18
みつ
1
【高砂】父が図書館から私の好きそうな本、と光嶋さんの本を借りてきた。中々鋭い! グールドのブラームスCD3回リピート、ゆっくり読書。 前作よりもいい文章。9つの建築についての9つの物語。語り手は著者以外のもの。 そしてやっぱり同門だからか、書いてあることにすんなり納得する。 ただし、一番印象的なのはヨハンナ先輩の「こーしまさんへ」。あったかい響きのある言葉。この2ページにはびっくりしたなぁ。2020/03/20
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