出版社内容情報
十月革命で権力を握ったレーニンは、ソ連共産党の最高指導者として世界共産主義運動をつくりだした。その激動の生涯を追う。
和田春樹[ワダハルキ]
内容説明
ロシアは専制君主が支配する国であり、解放を求める人々の運動が絶えることのない国であった。しかし、20世紀になっても革命は成功せず、専制権力の国ロシアは世界戦争に突入した。専制の打倒を求めてきた革命家レーニンは世界戦争と闘うことに全力投球し、生まれかわった。世界戦争から解放されるにはドイツの「戦争社会主義」を採用すればいい。フランス革命に学び、テロルの発動も躊躇しない。十月革命で権力を握ったレーニンは、ソ連共産党の最高指導者として世界共産主義運動をつくりだした。さて飛躍の結果はどうなるのか。
目次
レーニンと名乗った理由
1 革命家の形成
2 志をえられぬ歳月
3 世界戦争のなかでの開眼
4 峻厳な革命指導者
5 レーニン最後の闘い
著者等紹介
和田春樹[ワダハルキ]
1938年生まれ。東京大学文学部西洋史学科卒業。専攻、ロシア近現代史・現代朝鮮研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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