世界史リブレット人<br> ユスティニアヌス大帝―世界に君臨するキリスト教ローマ皇帝

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世界史リブレット人
ユスティニアヌス大帝―世界に君臨するキリスト教ローマ皇帝

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  • サイズ A5判/ページ数 112p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784634350090
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C1322

出版社内容情報

6世紀のローマ皇帝ユスティニアヌス。
ローマ法典を編纂させ、ササン朝ペルシア、ヴァンダル王国、東ゴート王国との戦いによって「帝国の復興」を推し進めた大帝。
帝都コンスタンティノープルでのハギア・ソフィア聖堂の再建をはじめ、帝国各地に建築活動や福祉事業を展開し、社会基盤を強化したキリスト教皇帝。「世界」の秩序と安寧に心を砕いたその38年にわたる治世を、彼を取り巻いた人びとの活動とともに紹介する。

内容説明

6世紀のローマ皇帝ユスティニアヌス。ローマ法典を編纂させ、ササン朝ペルシア、ヴァンダル王国、東ゴート王国との戦いによって「帝国の復興」を推し進めた大帝。さらに、帝都コンスタンティノープルでのハギア・ソフィア聖堂の再建をはじめ、帝国各地に建築活動や福祉事業を展開し、社会基盤を強化したキリスト教皇帝である。「世界」の秩序と安寧に心を砕いたその38年にわたる治世を、彼を取り巻いた人びとの活動とともに紹介する。

目次

ユスティニアヌスとは誰か
ユスティニアヌス時代を彩った人びと
法典編纂とニカの乱
防衛戦争―対ペルシア戦争
再征服戦争―対ヴァンダル・東ゴート戦争
ユスティニアヌス帝時代の経済と社会
晩年そして「伝説の皇帝」へ

著者等紹介

大月康弘[オオツキヤスヒロ]
1962年生まれ。一橋大学大学院経済学研究科修了。博士(経済学)。専攻、経済史、ビザンツ史。現在、一橋大学理事・副学長、経済学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サアベドラ

27
古代ローマ帝国の版図回復を一時的に成し遂げた中興のビザンツ皇帝の簡潔な評伝。2023年刊。即位から没年までの出来事を年代順に記した本というわけではなく、関連史料と周辺の人々(皇后テオドラ、将軍ベリサリウス、歴史家プロコピオス)、法編纂事業、対外戦争、内政、晩年の宗教活動と言った具合に事績をトピック毎にまとめている。そのため、ユスティニアヌスが成し遂げたことをコンパクトに知ることができる反面、読み物としては若干味気ない。印象に残っているのはニカの反乱のときの狼狽えっぷりと、同時代人による冴えない容姿の描写。2023/07/09

MUNEKAZ

15
ユスティニアヌス1世のコンパクトな評伝。東ローマ帝国の中興を成し遂げた人物として、基本的に彼を好意的に見る。肝っ玉の据わった皇后テオドラ、有能な忠臣ベリサリウスといった役者の揃った治世前半の輝きは、軍事と造作、そして法典編纂とまさに「大帝」に相応しい。この充実っぷりは叔父の先帝の下で、若くから後継者として準備期間をもてたのがよかったのかもと思ったり。また皇后を失ってからは、外征ではなくキリスト教世界の調停に意を傾けたのも興味深い。自らの帝国の再興を、版図だけではなく精神面でも企図したようにも思える。2024/10/06

組織液

13
割と毀誉褒貶が激しいユスティニアヌスに関する評伝です。この本は肯定的に捉えてますね。ユスティニアヌスは寝る間も惜しんで働いていたなんて言われてますが、対外戦争から宗教関連、ローマ法の編纂、建築事業、災害への対応から都市への穀物などの資源供給の安定化まで…となんでもやってるみたいなんで、ほんとに働き者だったんだなぁという印象が強かったです。一方で、ニカの乱の際には福音書を持ってカティズマから民衆を宥めようとしたがどうにもならなかったとか、人間としての限界を感じるエピソードもありそれも面白かったですね。2023/07/16

じょあん

5
最新の知見を取り入れたユスティニアヌスの治世とその前史。どのような背景の下でユスティニアヌスが登場したのか? サーカス党派とは? また、その治世における皇后テオドラの果たした役割とは? ユスティニアヌス大帝の光の部分へのクローズアップが強いが、今もって「衰退する一方のビザンツ帝国」という旧説の暗いイメージが強い中では、このくらい光はあった方が良いかも。2023/03/30

叛逆のくりぃむ

4
 リブレットだと思い甘くみていた。少ないながらも密度の濃い内容。2023/05/05

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