出版社内容情報
山川『詳説日本史』の著者でもあり、政治、社会、芸能、絵画、考古などの諸分野に通暁する著者による日本全史、ここに登場。全4巻の第4巻は「改革」「文明」「経済」「環境」をキーワードに、黒船来航をはじめとする西洋列強の接近が相次ぐ18世紀後半以降の江戸末期から明治・大正・昭和の高度経済成長期までを、政治・社会・文化の流れをふまえて描く。
内容説明
諸分野に通暁する著者による日本全史、全巻完結。改革から天下一新へと近代国家の道を歩み始めた日本。幾多の対外戦争をへて「経済」、そして「環境」の世紀へ。
目次
第1部 近代社会(天保の飢饉と改革;天保の改革;農村改革の広がり;意識改革の始まり;安政の改革と条約問題;開港以後;相次ぐ政変と改革;改革から天下一新へ)
第2部 文明の世紀(近代国家の形成;自由民権運動;立憲国家;立憲政治と資本主義)
第3部 経済の時代(近代の産業と文化;政党政治と経済大正デモクラシー;十五年戦争;戦後の経済と文化;高度成長の時代)
第4部 環境の世紀(環境の時代の始まり;環境から社会へ)
著者等紹介
五味文彦[ゴミフミヒコ]
1946年生まれ。東京大学文学部教授を経て、東京大学名誉教授。放送大学名誉教授。『中世のことばと絵』(中公新書)でサントリー学芸賞を、『書物の中世史』(みすず書房)で角川源義賞を受賞するなど、常に日本中世史研究をリードしてきた。共編に毎日出版文化賞を受賞した『現代語訳 吾妻鏡』(吉川弘文館)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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