内容説明
カタルーニャはどこへ行くのか?分断を乗り越え、ゆるやかなアイデンティティ複合を許容する道はないだろうか。そのためにも我われは歴史を冷静に振り返らなければならない。
目次
はじめに―単一アイデンティティの追及と社会的軋轢の増加
カタルーニャ州とアイデンティティの錯綜
州政府のアイデンティティ強化政策
地中海帝国の記憶
近世スペインとカタルーニャ
国民国家形成とカタルーニャ
王政復古からスペイン内戦までの動きと地域ナショナリズム
フランコ独裁に抗して
ポスト・フランコの時代
おわりに―アイデンティティ複合を許容すること
“補”講演録 歴史のなかのカタルーニャ・アイデンティティ
著者等紹介
立石博高[タテイシヒロタカ]
1951年生まれ。東京外国語大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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