内容説明
戦国乱世に立ち向かった秀吉は、刀狩・検地・富の分配により、近代に繋がる国家秩序と社会基盤の礎を築いた。
目次
1 自立の模索―『塵塚物語』と紀行文(応仁・文明の乱;自立への志向 ほか)
2 自立から自律へ―分国法と掟書(戦国大名への道;領国支配の進展 ほか)
3 天下と世間―『信長公記』と信長文書(天下布武へ;東国の国家編成 ほか)
4 世間の身体―『フロイス日本史』と秀吉文書(天下人の交替;秀吉政権の政策 ほか)
5 世間の型付け―『徳川実紀』と家康文書(太閤秀吉の死;大老から天下人へ ほか)
著者等紹介
五味文彦[ゴミフミヒコ]
1946年生まれ。東京大学文学部教授を経て、東京大学名誉教授。放送大学名誉教授。『中世のことばと絵』(中公新書)でサントリー学芸賞を、『書物の中世史』(みすず書房)で角川源義賞を受賞するなど、常に日本中世史研究をリードしてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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