回想 私の手塚治虫―『週刊漫画サンデー』初代編集長が明かす、大人向け手塚マンガの裏舞台

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  • サイズ B6判/ページ数 373p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784634151109
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0070

出版社内容情報

手?治虫は「大人マンガ」で何を描こうとしていたのか?『新宝島』から70年、ついに明かされる手治?虫のもうひとつの世界

峯島正行[ミネジママサユキ]

内容説明

『週刊漫画サンデー』名物編集長による、手塚と戦後漫画家たちの群像…秘話満載!!戦後初のストーリー漫画『新宝島』から70年(2017年)、ついに明かされる手塚治虫のもうひとつの世界。

目次

M・A・N・G・A旅行団の世界一周
ベレー帽の生涯
漫画集団に加入
手塚、馬場、小島の個性
二人の友から得たもの
疾風怒涛の日々
大人漫画を描く
『人間ども集まれ!』の連載
戦争で鍛えられたヒューマニズムの精神
『R.U.R.』から『鉄腕アトム』へ
手塚独創のロボット法
生殖ロボット第一号
『上を下へのジレッタ』の新機軸
爆笑、微笑、冷笑、苦笑
夢のアニメ制作
虫プロの出発
日本最初のテレビアニメ『鉄腕アトム』の成功
虫プロ経営の実体
アニメラマの成功でも追いつかず
小林一三の恩恵

著者等紹介

峯島正行[ミネシママサユキ]
大正14(1925)横浜生まれ。昭和25年早稲田大学文学部卒業、実業之日本社入社。経済誌「実業之日本」編集を経て、34年「週刊漫画サンデー」創刊編集長、47年、小説誌初の週刊誌「週刊小説」創刊編集長。55年有楽出版社創業、代表取締役。平成13年退職。著書『ナンセンスに賭ける』(平成4年 青蛙房)で大衆文学研究会賞、日本漫画協会特別賞受賞。『荒野も歩めば径になる―ロマンの猟人・尾崎秀樹の世界』(平成21年 実業之日本社)で大衆文学研究会賞特別賞受賞。平成28年11月18日、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しーふぉ

19
黒い手塚治虫を知りたかったのだが、そこには触れられず。良いエピソードが多い。2019/12/11

富士さん

2
確かに日本のアニメやマンガへの関心は子供向けに偏っているように思いますが、個人的には手塚さんのイメージはニヒルでシニカルで性的で暴力的なもので、子供向けのメディアで窮屈そうにしている感じだったので特に新鮮さはありませんでした。衝撃的だったのは虫プロへの言及で、それまで穴見経営の不徹底が破綻の原因と考えていたものが、むしろ本書では穴見さんの行動が徹底的に問題視され、しかも素朴ながら常識的な製作費の試算方法が示されているところです。普通に考えればこういう疑問は出て当然なのに、何で今まで気にならなかったのか。2018/09/19

モビエイト

2
ドラえもん世代なので手塚治虫さん作品は鉄腕アトムくらいしか詳しく知らなかったです。 テレビ、映画化を切り開いていったのだと思いました。2017/11/18

りゃーん

1
私が子どもの頃には既に殺伐とした劇画誌となっていた週刊漫画サンデーの編集長が書いた手塚治虫回顧譚だが、読むと戦前からの漫画史が書き換えられる。トキワ荘グループのSF・児童漫画と「影」などの劇画家たちが戦後漫画を作ってきたと思われたが、ここに戦前からの大人漫画・ナンセンス漫画の漫画集団がいた。ここに手塚も所属して、フクちゃんの横山隆一こそおとぎプロというアニメ制作を行い影響を与え、小島功からは銀座で酒を呑むという大人の社交を教わった。その小島と甥は本書では言及されていないが庵野秀明である。アニメ史的にも必読2017/06/22

あまたあるほし

0
一輝まんだら、は確かに傑作。2017/04/20

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