感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
苺***
18
こちらも「レンズが撮らえた幕末明治日本紀行」と同じく、幕末・明治の日本の風景が写された写真集。この写真集の中に今も現存する風景を見つけたのだけれど、お侍が佇んでいて不思議な感覚を覚えた。図書館にて2014/07/25
メグ
17
母の本棚より。幕末から明治の街並みや街道の写真が多数あり興味深い。当然なんだけどアスファルトもコンクリートもなく、家は藁葺き屋根で、褌姿の人足が普通にいる風景が不思議。東海道五十三次の次の意味や三度笠の三度の意味もなるほど~と思えた。そんな中でも城郭や社寺仏閣など今と変わらない姿を残している建物の歴史の重みに改めて感動して私たちが目にすることができる幸運に感謝します。2014/08/11
オリーブ
13
明治維新から150年の今年はつまり江戸幕府150回忌なんだと先日テレビで磯田道史さんが仰っていた。江戸時代、幕末の雰囲気漂う写真に写った私たちと同じ日本人である人々の表情を見ていると髪型や装いや舗装されていない道など今とは全く違っている風景や現代も観光地で有名な神社仏閣に感慨深く思いを馳せてみたり。私たちと何ら変わりなく旅を楽しんでいる様子に時空を超えて不思議な感覚になる。広重などの絵師が描いた風景の写真もあり絵で見るのとはまた違った臨場感のようなものも感じられてしばしタイムスリップを楽しめた。2018/04/07
AU.Step
8
風景に関して言えば、150年の間に変わってしまった風景は当然多いのだが、思いの外、変わらない風景(往年を充分思い起こすことが出来る場所)もあるのだと感じた。当時の人々の生活の様子も窺い知れ、興味深い。また、自分の仕事柄、着色写真の妙なリアルさにも目を惹きつけられた。2021/02/01
アルクシ・ガイ
7
京都だけは面影がしのばれるのはさすが。京都はまた、江戸時代と住所表記が変わっていないと聞いた。歴史の重みを常に感じている街なのだ。2016/11/02