目次
1 パターン認識とは
2 線形識別モデルと学習
3 誤差評価に基づく学習
4 事後確率最大化(MAP)基準による識別
5 パラメトリックな学習
6 ベイズ推定
7 クラス依存確率密度を正規分布でモデル化したMAP推定
8 ニューラルネットワーク(feed forward型)
9 サポートベクトルマシン
10 期待損失最小化(リスク最小化)識別
著者等紹介
荒井秀一[アライシュウイチ]
1984年3月慶應義塾大学工学部電気工学科卒業。1986年3月慶應義塾大学大学院工学研究科電気工学専攻修士課程修了。1989年3月慶應義塾大学大学院理工学研究科電気工学専攻博士課程修了(工学博士)。1989年4月千葉工業大学工学部情報工学科助手。1991年4月千葉工業大学工学部情報工学科専任講師。1995年4月千葉工業大学工学部情報工学科助教授。1997年4月武蔵工業大学工学部電子情報工学科助教授。2003年4月武蔵工業大学工学部コンピュータ・メディア工学科助教授。2007年4月武蔵工業大学知識工学部情報科学科准教授。2008年4月武蔵工業大学知識工学部情報科学科教授。2009年4月東京都市大学知識工学部情報科学科教授。2020年4月東京都市大学情報工学部情報科学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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跼
1
非常に分かりやすい好著。10章あり、大学の1単位と同等の労力で読むことになる。例題や図、まとめ、具体的な例などが盛り込まれているため、トップダウンではない仕方でパターン認識を勉強できる。最尤推定と事後確率最大化推定、ベイズ推定など。ソフトマックス関数が条件付き確率から導けることは興味深かった。線形分離不可能な点群を次元数を上げることによって線形分離可能とするSVM(カーネルトリック)、過度な最適化を抑えるスラック変数(ソフトマージン)、多クラスSVMの計算量の大きさは、なにか認識論的な含意がありそうだ。2024/05/14