文学の扉<br> くらくらのブックカフェ

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文学の扉
くらくらのブックカフェ

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  • サイズ 46判/ページ数 208p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065369036
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

【対象:小学上級以上】

<児童文学のトップランナー5人がつむぐ珠玉のアンソロジー第四弾。くらくらするような物語をあなたに!>

みなさんは、蔵を知っていますか。
もしかしたら観光地で見かけたことがあるかもしれませんね。二階建ての家くらいの細い建物で、外から見るとストンとした長細い形をしています。ちょっと変わった形なのですぐに分かるかもしれませんね。瓦屋根で、白壁や黒い板張りのことが多く、入口以外に窓はありません。
もともと蔵は、穀物や家財などを入れておくための建物でしたが、最近では、内部をリフォームしてカフェや雑貨店として使われていることがあります。

私もそんな蔵カフェのマスターの一人です。自慢のカフェラテを飲みながら、本が読めるブックカフェで、店には何千冊もの本があります。
ある町の住宅街でひっそりと営業していますが、ちょっと不思議なことがおこるらしく、小学生にも人気です。
どんな不思議があるかですって?
それはカフェにやって来た人たちにきいた方がいいですね。
なにしろ私の仕事は、やって来たお客さんのために、その人にぴったりの飲み物やスイーツをお出しするだけなのですから。いえ、だけではないかもしれません……。

さあ、今日はどんな人たちと出会えるでしょう。
相棒の猫たちと一緒に、みなさんのお越しをお待ちしています。
   
(『くらくらのブックカフェ』プロローグより)

町はずれにある蔵を改造したブックカフェ。偶然出会った猫にいざなわれて扉を開けると、不思議な雰囲気をまとうマスターが、あなたに合った飲み物とスイーツを出してくれます。そこで出会う本は、あなたのことをずっと待っていた本たちなのです……。さあ、どんな物語があなたを待っているのでしょうか?

『ぐるぐるの図書室』『ぎりぎりの本屋さん』『じりじりの移動図書館』を描いた児童文学作家5人が、とあるブックカフェを舞台に、本にまつわる5色の物語をつむぎます。

内容説明

1つだけでも、続けて読んでもおもしろい!現代児童文学界のトップランナーたちが描く夢の競作リレー小説!猫にいざなわれた人だけがたどり着けるふしぎなブックカフェ。さあ、くらくらするような物語をどうぞ。

著者等紹介

まはら三桃[マハラミト]
1966年、福岡県生まれ。2005年、「オールドモーブな夜だから」で第46回講談社児童文学新人賞佳作に入選(『カラフルな闇』と改題して刊行)。『おとうさんの手』(講談社)が読書感想画中央コンクール指定図書に選定。『鉄のしぶきがはねる』(講談社)で第27回坪田譲治文学賞、第4回JBBY賞を受賞

廣嶋玲子[ヒロシマレイコ]
1981年、神奈川県生まれ。2005年、『水妖の森』(岩崎書店)で第4回ジュニア冒険小説大賞を受賞してデビュー。『狐霊の檻』(小峰書店)で第34回うつのみやこども賞を受賞

濱野京子[ハマノキョウコ]
1956年、熊本県に生まれ、東京に育つ。『フュージョン』(講談社)で第2回JBBY賞、『トーキョー・クロスロード』(ポプラ社)で第25回坪田譲治文学賞を受賞

菅野雪虫[スガノユキムシ]
1969年、福島県生まれ。2002年、「橋の上の少年」で第36回北日本文学賞を受賞。2005年、「ソニンと燕になった王子」で第46回講談社児童文学新人賞を受賞(『天山の巫女ソニン1 黄金の燕』と改題して刊行)。同作で第40回日本児童文学者協会新人賞を受賞

工藤純子[クドウジュンコ]
1969年、東京都生まれ。『セカイの空がみえるまち』(講談社)で第3回児童ペン賞少年小説賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ままこ

66
五人の児童作家さんたちが違和感なく繋ぐアンソロジー。猫たちに導かれるように訪れるちょっと不思議な蔵カフェでは〈あなたにぴったりの本が、あなたを待っている。〉マスターおまかせのドリンクとお菓子がどれもおいしそう。印象に残ったのは、廣島玲子さんらしい「呪いの行く末」なるほど、そういう結末になるんだね。と、菅野雪虫さん「バッドエンドのむこうに」作中作のまさかのラストに驚き。個人的にはこのラストは嫌だな。工藤純子さん「もうひとつの世界へ」も良かった。大人の心にも響く言葉があり、くらくらした読書時間を楽しめた。2025/03/18

糸巻

20
児童文学作家5人の競作リレー小説。第4弾。悩み事や心配事を抱えた小学生が猫に誘われるようにやって来るのは、蔵を改造したブックカフェ。飲み物とスイーツが付いて子どもは100円だが本を1冊店に提供すれば無料。棚いっぱいの本の中から自分にぴったりの本を勧めてくれるのだが、不思議な現象もしばしば起こって…。とても夢のあるカフェを舞台にしていて5つのエピソードもそれぞれ良かった。ちょっとホラー味を感じる『呪いの行く末/廣嶋玲子』が好き。人に意地悪していると自分に返ってくるよー、という教訓になるかも。2024/10/08

anne@灯れ松明の火

19
豪華な児童文学作家さんたちによる、本に関するアンソロジーのシリーズ。新着棚で。今回は蔵を改造した本が読めるブックカフェが舞台。同じ舞台で、共通する人物を織り交ぜながらも、それぞれ独自のお話を展開するのがスゴイ! 私は、まはらさんが大好きで、単行本はほとんど読んでいる。廣嶋さんは「十年屋」シリーズを追っかけ中。濱野さん、工藤さん、菅野さんはこのアンソロジーだけなのだが^^;、みんな面白く、独自の作品も読んでみなくてはと思っている。シリーズの中の1作が未読だったので、慌てて借りてきた。2024/10/06

雪丸 風人

15
大物作家5人の競演を堪能できる連作短編集。猫がいざなうふしぎカフェで、小学生たちが場面や心情とリンクする「おあつらえ向きな一冊」に出会います。物語に共感して勇気をもらったり、大切な人の気持ちに気づくというような王道展開ばかりでなく、怪談めいていたり、弾けまくっていたりと、ストーリーは想像を軽々超えていましたよ。とくに呪い話には悪意の行方にグイグイ引き込まれました。ハチャメチャなSFが混じる話は楽しい!ほろ苦いラストにも納得感がありました。カフェ&スイーツの魅力にもくらくらヨ。(対象年齢は11歳以上かな?)2024/10/23

ざるめ

14
猫にいざなわれ、たどり着ける蔵カフェ(*^^*)ステキなマスターと美味しい飲み物とスイーツ(*´﹃`*)自分にぴったりの本を読める!(゚∀゚)このカフェは絶対行きたい!(๑•̀ㅂ•́)و✧しかしこの本に登場する小学生の皆さんは必ずしもスッキリ、ハッピー♪というわけではないのが嫌かも?(-_-;)2025/06/10

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