出版社内容情報
基礎的な線形代数・解析学の知識を出発点とし、微分方程式の初期値問題・境界値問題に不動点定理と逆写像定理を応用して安定性を調べるための手法を詳解。
定義は必要最小限のものに留めつつ、重要な概念については丁寧にわかりやすくフォロー。また、常微分方程式だけでなく、積分微分方程式、差分方程式、偏微分方程式といった様々な方程式の解析法を幅広くカバーしている。
最先端の知見を含めた例も多数掲載。これから研究を始める大学院生・理解を深めたい研究者におすすめの一冊。
内容説明
不動点定理の基礎から最先端の知見まで。常微分方程式・積分微分方程式・差分方程式・偏微分方程式といった様々な方程式を対象とし、不動点定理・逆写像定理を応用して解の安定性を調べる手法を詳解。
目次
第1章 完備距離空間とバナッハ空間
第2章 不動点定理
第3章 常微分方程式
第4章 線形常微分方程式の安定性解析
第5章 常微分方程式の漸近挙動解析
第6章 準線形常微分方程式の安定性解析
第7章 積分微分方程式の安定性解析
第8章 差分方程式の安定性解析
第9章 放物型・双曲型偏微分方程式の安定性解析
著者等紹介
齋藤誠慈[サイトウセイジ]
1989年大阪大学大学院工学研究科(数理工学コース)博士後期課程修了。大阪大学工学部助手。2012年同志社大学理工学部教授。工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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