内容説明
本書では、日本の考古学がどのようにして成立、発展してきたかを前近代から、近代考古学の黎明期、実証的研究の導入・確立の時期を経て戦後から現在に至るまでを六章に分け、ミネルヴァ・ひだびとなどの「論争」、岩宿・登呂遺跡などの「発見」、三宅米吉・坪井正五郎などの「考古学者」が考古学に果してきた役割と影響をふまえながら論証していく。内容を分かりやすく簡潔にまとめ、引用文献抄録を附すなど、考古学の入門テキストとしても最適である。
目次
1 考古学前史
2 近代考古学の黎明期
3 実証的研究の導入期
4 実証的研究の確立期
5 戦後の日本考古学
6 日本考古学の現状